◇◆◇日々のみ言葉
2021年4月13日(火)
◎聖書箇所【マタイの福音書12章3節~4節】
12:3 しかし、イエスは言われた。「ダビデとその連れの者たちが、ひもじかったときに、ダビデが何をしたか、読まなかったのですか。
12:4 神の家にはいって、祭司の他は自分も供の者たちも食べてはならない供えのパンを食べました。」
◎ショートメッセージ
《主イエスと弟子たちの一行は、麦畑を通りました。主イエスのいやしと解放のミニストリーを手伝っていた弟子たちは、空腹を覚えたので、穂を摘んで食べ始めたのです。その日は安息日でした。
すると、それを見ていたパリサイ人や律法学者たちは、弟子ではなく主イエスに、
「ご覧なさい。あなたの弟子たちが、安息日にしてはならないことをしています。」と異議を唱えたのです。
これは、安息日には「収穫してはならない」と「ミシュナ」には定められていたからです。
それを聞いた主イエスは言われます。
「ダビデとその連れの者たちが、ひもじかったときに、ダビデが何をしたか、読まなかったのですか。神の家にはいって、祭司の他は自分も供の者たちも食べてはならない供えのパンを食べました。」と。
この出来事は、第Ⅰサムエル記に書き記されています。
『ダビデはノブの祭司アヒメレクの所に行った。アヒメレクはダビデを迎え、恐る恐る彼に言った。
「なぜ、おひとりで、誰もお供がいないのですか。」ダビデは祭司アヒメレクに言った。「王は、ある事を命じて、『おまえを遣わし、おまえに命じた事については、何事も人に知らせてはならない。』と私に言われました。若い者たちとは、しかじかの場所で落ち合うことにしています。ところで、今、お手もとに何かあったら、五つのパンでも、何か、ある物を私に下さい。」
祭司はダビデに答えて言った。
「普通のパンは手もとにありません。ですが、もし若い者たちが女から遠ざかっているなら、聖別されたパンがあります。」
ダビデは祭司に答えて言った。
「確かにこれまでのように、私が出かけて以来、私たちは女を遠ざけています。それで若い者たちは汚れていません。普通の旅でもそうですから、まして今日は確かに汚れていません。」
そこで祭司は彼に聖別されたパンを与えた。そこには、その日、温かいパンと置きかえられて、主の前から取り下げられた供えのパンしかなかったからである。(第Ⅰサムエル記21:1~21:6)』
この出来事は、旧約聖書を熟知しているパリサイ人や律法学者たちは、もちろん知っています。
安息日は、人のためにあって、人が安息日のためにあるのではないのです。パリサイ人や律法学者たちの考え方は、まさしく本末転倒なのです。
安息日とは、六日間働いた仕事をひとまずやめて、心身共に休んで、主なる神様を礼拝する日なのです。》