• 日々のみ言葉 2021年4月14日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年4月14日(水)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書12章5節~6節】
    12:5「また、安息日に宮にいる祭司たちは安息日の神聖を冒しても罪にならないということを、律法で読んだことはないのですか。
    12:6 あなたがたに言いますが、ここに宮より大きな者がいるのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《ここから、再び主イエスとパリサイ人や律法学者たちとの間に起こった、「安息日論争」の記事となります。

     主イエスと弟子たちの一行が麦畑を通った時のことです。弟子たちは空腹を覚え、麦の穂を手で摘んで食べ始めたのです。
     実は、隣人の麦畑において、ひもじくなった者が、手で穂を摘んで食べることは、当時のユダヤでは容認されていたのです。これは「落ち穂拾い」の別な形とでも言えるでしょう。

     しかし、その日は安息日でした。主イエスを告発する理由をつかもうとして、パリサイ人や律法学者たちは、主イエスの後を執拗について来ていたのです。この時、彼らはそれを目撃して、主イエスに言います。

    「ご覧なさい。あなたの弟子たちが、安息日にしてはならないことをしています。」

     主イエスは、サムエル記を引用し、『ダビデとその連れの者が、ひもじかったときに、神の家にはいって、祭司だけが食べられる「供えのパン」を食べた』出来事から、彼らに教えられます。もちろん、彼らが良く知っている事柄です。

     そして次に言われたことは、宮(神殿)で奉仕をしている祭司の場合についてです。新改訳は分かりにくいですから、現代訳を掲載します。

    『「また、祭司たちは安息日に神殿の中で働いても、安息日の律法を破ったことにならないということを、律法で読んだことがないのですか。はっきり言いますが、ここには神殿よりももっと偉大な者がいます。」(尾山令仁師現代訳)』

     宮(神殿)においては、祭司の務めは毎日あったのです。香は絶えることなく炊かれます。神殿の様々な仕事には休みがなかったのです。もちろん祭司たちは組分けされており、交代制であったことは言うまでもありません。

     そして、次に主イエスが言われた、
    「あなたがたに言いますが、ここに宮より大きな者がいるのです。」ことは、現代訳は、
    「はっきり言いますが、ここには神殿よりももっと偉大な者がいます。」と言うことこそ、ご自身が、神殿において礼拝されるべき神であると言うことを、おおやけに宣言しているのです。》

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