◇◆◇日々のみ言葉
2021年4月23日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書12章24節】
12:24 これを聞いたパリサイ人は言った。「この人は、ただ悪霊どものかしらベルゼブルの力で、悪霊どもを追い出しているだけだ。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。
群衆は、主イエスのなされた奇跡のしるしを見て、叫びました。
「この人は、ダビデの子なのだろうか。」
これを耳にしたパリサイ人や律法学者たちは、こう言ったのです。
「この人は、ただ悪霊どものかしらベルゼブルの力で、悪霊どもを追い出しているだけだ。」と。「ベルゼブル」とは、第Ⅱ列王記に登場します。
『さて、アハズヤはサマリヤにある彼の屋上の部屋の欄干から落ちて病気になった。彼は使者たちを遣わし、
「行って、エクロンの神、バアル・ゼブブに、私のこの病気が直るかどうか、伺いを立てなさい。」と命じた。
その頃、主の使いがティシュベ人エリヤに告げた。
「さあ、上って行って、サマリヤの王の使者たちに会い、彼らに言え。『あなたがたがエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てに行くのは、イスラエルに神がいないためか。それゆえ、主はこう仰せられる。あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」それで、エリヤは出て行った。
使者たちがアハズヤのもとに戻って来ると、彼は、
「なぜあなたがたは帰って来たのか。」と彼らに尋ねた。彼らは答えた。
「ひとりの人が私たちに会いに上って来て、こう言いました。『あなたがたを遣わした王のところに帰って行き、彼に告げなさい。主はこう仰せられる。あなたが人をやって、エクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てるのは、イスラエルに神がいないためか。それゆえ、あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」
アハズヤは彼らに尋ねた。
「あなたがたに会いに上って来て、そんなことをあなたがたに告げた者は、どんな様子をしていたか。」彼らが、
「毛衣を着て、腰に皮帯を締めた人でした。」と答えると、アハズヤは、
「それはティシュベ人エリヤだ。」と言った。(第Ⅱ列王記1:2~1:8)』
ここから「バアル・ゼブブ」と「ベルゼブル」とは同じことが分かります。その意味は「ハエの王」です。
パリサイ人や律法学者たちは、主イエスのなされた解放の御わざを、悪霊どものかしらの力を使って追い出したと言うのです。このことから、悪霊の中にも、階級が存在することを教えています。
この言葉を聞いた主イエスは、そのことについて、彼らに教えられるのです。》