• 日々のみ言葉 2021年4月29日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年4月29日(木)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書12章33節~34節】
    12:33「木が良ければ、その実も良いとし、木が悪ければその実も悪いとしなさい。木のよしあしはその実によって知られるからです。
    12:34 まむしのすえたち。おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えましょう。心に満ちていることを口が話すのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《引き続いて、主イエスは、パリサイ人や律法学者たちに「赦されない罪」について語っておられます。
     実は、この「たとえ」は、「山上の垂訓」において、以前に弟子たちに言われたことです。

     マタイの福音書によりますと、
    『「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。
     あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。
     同様に、良い木はみな良い実を結ぶが、悪い木は悪い実を結びます。良い木が悪い実をならせることはできないし、また、悪い木が良い実をならせることもできません。
     良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。こういうわけで、あなたがたは、実によって彼らを見分けることができるのです。」(マタイの福音書7:15~7:20)』と、書き記されています。

     それでは「実」とは何でしょうか。
    「木」は「木」です。「葉」は「葉」です。もし、全く同じ種類の「木」であるならば、幹も枝も葉もほぼ同じです。よって、いちじくはいちじくの木であって、ぶどうはぶどうの木であるはずです。
     つまり、外観は同じであったとしても、なる実によって、その木が悪い木なのか、良い木なのかが分かると言うことなのです。

     それでは、良い木はどのような実を結ぶのでしょうか。いちじくなら、香りの高い、おいしそうないちじくの実がなるはずです。ぶどうなら、まさに輝くような大房のぶどうの実がなるはずです。
     しかし、悪い木ならば、腐ったいちじくの実がなり、腐ったぶどうの実がなるのです。 「実」とは、「行ない」です。そして「生活習慣」です。どんなに、外見を着飾ってごまかしたとしても、その人の持つ人間性の悪さは、必ず悪臭となってただよって来るのです。

     主イエス様は、パリサイ人や律法学者たちに対して、はっきりと「まむしのすえたち。おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えましょう。心に満ちていることを口が話すのです。」と叱責されています。

     まさに彼らこそ、見せかけの宗教心であって、実は心の中には、真の神様に対する信仰はこれぽっちもなく、自分の利益の為に、それを利用しているだけなのです。》

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