• 日々のみ言葉 2021年5月1日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年5月1日(土)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書12章36節~37節】
    12:36「私はあなたがたに、こう言いましょう。人はその口にするあらゆるむだな言葉について、さばきの日には言い開きをしなければなりません。
    12:37 あなたが正しいとされるのは、あなたの言葉によるのであり、罪に定められるのも、あなたの言葉によるのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《「まむしのすえたち。おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えましょう。心に満ちていることを口が話すのです。良い人は、良い倉から良い物を取り出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を取り出すものです。」

     主イエスは、パリサイ人や律法学者たちを厳しく叱責されています。彼らにはっきりと、「まむしのすえたち」すなわち、悪魔の象徴である「へび」の子孫であり、そして「悪い者」で、「悪い倉」から「悪い物」を取り出す者であることを。
     しかし、主が語られた言葉には、単なる裁きだけではなく、罪を悔い改め、信じて救われることの願いと祈りが、にじみ溢れ出ているのです。
     残念なことに、彼らの目は曇っていて、それが分からないのです。なぜなら、彼らの心は、それほどまでに腐ってしまっているからです。
     まさに「白い墓」なのです。墓石をいくら綺麗に白く塗ったとしても、その墓の中は、朽ちた死骸とウジ虫だらけであることは言うまでもありません。

     そして、次に非常に大切な真理を、彼らに、また弟子たちに、そして私たちに教えています。
    「人はその口にするあらゆるむだな言葉について、さばきの日には言い開きをしなければなりません。」

     これは、パリサイ人や律法学者たちだけに語られたのではありません。すべての人に対してです。
    「あなたが正しいとされるのは、あなたの言葉によるのであり、罪に定められるのも、あなたの言葉によるのです。」と言うことも同じなのです。

     つまり、パリサイ人や律法学者だけではなく、そしてまだ主イエスを信じて救われていない人々だけでなく、神様の一方的な恵みによって救い出された、私たちクリスチャン一人一人にも当てはまるのです。

     ここで主イエスが言われた「さばきの日」とは、黙示録に書かれた「白い御座のさばき」を指しています。
     黙示録によれば、
    『また私は、大きな白い御座と、そこに着座しておられる方を見た。地も天もその御前から逃げ去って、あとかたもなくなった。また私は、死んだ人々が、大きい者も、小さい者も御座の前に立っているのを見た。そして、数々の書物が開かれた。また、別の一つの書物も開かれたが、それは、いのちの書であった。死んだ人々は、これらの書物に書きしるされているところに従って、自分の行ないに応じてさばかれた。(黙示録20:11~20:12)』と、書き記されています。

     すでに主イエス・キリストの十字架によって流された尊い血潮によって、罪赦され「永遠のいのち」が与えられている私たちも、このさばきの場に立つと信じています。
     しかし、私たちには、弁護人である主イエス様がおられます。そうであったとしても、私たちは語る言葉に、十分気をつけなければならないことを、教えているのです。》

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