• 日々のみ言葉 2021年5月3日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年5月3日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書12章39節~40節】
    12:39 しかし、イエスは答えて言われた。「悪い、姦淫の時代はしるしを求めています。だが預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられません。
    12:40 ヨナは三日三晩大魚の腹の中にいましたが、同様に、人の子も三日三晩、地の中にいるからです。」

    ◎ショートメッセージ
    《ここで主イエスは、ユダヤ人ならば誰もが知っている旧約聖書に書かれた実話を引用されました。

    『アミタイの子ヨナに次のような主の言葉があった。
    「立って、あの大きな町ニネベに行き、これに向かって叫べ。彼らの悪が私の前に上って来たからだ。」
     しかしヨナは、主の御顔を避けてタルシシュへのがれようとし、立って、ヨッパに下った。彼は、タルシシュ行きの船を見つけ、船賃を払ってそれに乗り、主の御顔を避けて、みなと一緒にタルシシュへ行こうとした。
     そのとき、主が大風を海に吹きつけたので、海に激しい暴風が起こり、船は難破しそうになった。水夫たちは恐れ、彼らはそれぞれ、自分の神に向かって叫び、船を軽くしようと船の積荷を海に投げ捨てた。しかし、ヨナは船底に降りて行って横になり、ぐっすり寝込んでいた。船長が近づいて来て彼に言った。
    「いったいどうしたことか。寝込んだりして。起きて、あなたの神にお願いしなさい。あるいは、神が私たちに心を留めて下さって、私たちは滅びないですむかもしれない。」
    みなは互いに言った。
    「さあ、くじを引いて、だれのせいで、このわざわいが私たちに降りかかったかを知ろう。」彼らがくじを引くと、そのくじはヨナに当たった。そこで彼らはヨナに言った。
    「だれのせいで、このわざわいが私たちに降りかかったのか、告げてくれ。あなたの仕事は何か。あなたはどこから来たのか。あなたの国はどこか。いったいどこの民か。」 ヨナは彼らに言った。
    「私はヘブル人です。私は海と陸を造られた天の神、主を礼拝しています。」
     それで人々は非常に恐れて、彼に言った。
    「何でそんなことをしたのか。」
     人々は、彼が主の御顔を避けてのがれようとしていることを知っていた。ヨナが先に、これを彼らに告げていたからである。彼らはヨナに言った。
    「海が静まるために、私たちはあなたをどうしたらいいのか。」海がますます荒れてきたからである。ヨナは彼らに言った。
    「私を捕えて、海に投げ込みなさい。そうすれば、海はあなたがたのために静かになるでしょう。わかっています。この激しい暴風は、私のためにあなたがたを襲ったのです。」
     その人たちは船を陸に戻そうとこいだがだめだった。海がますます、彼らに向かって荒れたからである。そこで彼らは主に願って言った。
    「ああ、主よ。どうか、この男の命のために、私たちを滅ぼさないで下さい。罪のない者の血を私たちに報いないで下さい。主よ。あなたはみ心にかなったことをなさるからです。」
     こうして、彼らはヨナをかかえて海に投げ込んだ。すると、海は激しい怒りをやめて静かになった。人々は非常に主を恐れ、主にいけにえをささげ、誓願を立てた。主は大きな魚を備えて、ヨナをのみこませた。ヨナは三日三晩、魚の腹の中にいた。(ヨナ書1:1~1:17)』

     この魚が何であったのかは分かりません。ある説では鯨とも言われています。しかし鯨は哺乳類です。よって、魚と書かれてあることから、やはり魚であり、サメかシャチかも知れません。三日三晩とは、一つの言い回しであって、実際には主イエスが、十字架上で死なれ、三日目によみがえるまでの時間であったと思われます。》

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