◇◆◇日々のみ言葉
2021年5月19日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書13章16節~17節】
13:16「しかし、あなたがたの目は見ているから幸いです。また、あなたがたの耳は聞いているから幸いです。
13:17 まことに、あなたがたに告げます。多くの預言者や義人たちが、あなたがたの見ているものを見たいと、切に願ったのに見られず、あなたがたの聞いていることを聞きたいと、切に願ったのに聞けなかったのです。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは弟子たちに、パリサイ人や律法学者について話されました。
「私が彼らにたとえで話すのは、彼らは見てはいるが見ず、聞いてはいるが聞かず、また、悟ることもしないからです。
こうしてイザヤの告げた預言が彼らの上に実現したのです。『あなたがたは確かに聞きはするが、決して悟らない。確かに見てはいるが、決してわからない。この民の心は鈍くなり、その耳は遠く、目はつぶっているからである。それは、彼らがその目で見、その耳で聞き、その心で悟って立ち返り、私にいやされることのないためである。』」と。
そして、続けて弟子たちに言われた言葉が、本日の聖書箇所になります。
「しかし、あなたがたの目は見ているから幸いです。」
弟子たちは何を見ているのでしょうか。彼らが見ているのは、神の御子、そして創造主なるお方です。
「また、あなたがたの耳は聞いているから幸いです。」
弟子たちは、何を聞いているのでしょうか。彼らが聞いているのは、正真正銘の神様の声です。創造主なるお方の御声であり、神様の生ける言葉なのです。その証しとして、主は明確に言われます。
「まことに、あなたがたに告げます。多くの預言者や義人たちが、あなたがたの見ているものを見たいと、切に願ったのに見られず、あなたがたの聞いていることを聞きたいと、切に願ったのに聞けなかったのです。」
この言葉には畏れを覚えます。何と言う祝福、また何と言う恵みであり光栄なことでしょうか。
弟子たちは、彼らが良く知っている旧約聖書に書かれた、「多くの預言者」や「義人たち」が、見たいと聞きたいと切に願ったものを、今その目で見ており、今その耳で聞いていると、主は言われています。
また、主イエスの言われた言葉は、今現在の私たちにも当てはまると言えます。私たちは、二千年の弟子たちのように、直接、この目で主イエスを見ることは出来ませんし、また直接主の声を聞くことは出来ません。
しかし、完成された新約聖書を通して、私たちは霊的にその姿を見、語られた神の言葉を聴くことはできるからです。主イエスがトマスに言われた言葉は、私たちにも向けられています。
「あなたは私を見たから信じたのですか。見ずに信じる者は幸いです。」》