◇◆◇日々のみ言葉
2021年5月23日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き2章1節~16節】
2:1 五旬節の日になって、皆が一つ所に集まっていた。
2:2 すると突然、天から、激しい風が吹いてくるような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。
2:3 また、炎のような分かれた舌が現われて、一人一人の上に留まった。
2:4 すると、皆が聖霊に満たされ、御霊が話させて下さるとおりに、他国の言葉で話しだした。
2:5 さて、エルサレムには、敬虔なユダヤ人たちが、天下のあらゆる国から来て住んでいたが、
2:6 この物音が起こると、大ぜいの人々が集まって来た。彼らは、それぞれ自分の国の言葉で弟子たちが話すのを聞いて、驚きあきれてしまった。
2:7 彼らは驚き怪しんで言った。「どうでしょう。いま話しているこの人たちは、みなガリラヤの人ではありませんか。
2:8 それなのに、私たちめいめいの国の国語で話すのを聞くとは、いったいどうしたことでしょう。
2:9 私たちは、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人、またメソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、
2:10 フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者たち、また滞在中のローマ人たちで、
2:11 ユダヤ人もいれば改宗者もいる。またクレテ人とアラビヤ人なのに、あの人たちが、私たちのいろいろな国言葉で神の大きなみわざを語るのを聞こうとは。」
2:12 人々はみな、驚き惑って、互いに「いったいこれはどうしたことか。」と言った。
2:13 しかし、他に「彼らは甘いぶどう酒に酔っているのだ。」と言ってあざける者たちもいた。
2:14 そこで、ペテロは十一人と共に立って、声を張り上げ、人々にはっきりとこう言った。「ユダヤの人々、ならびにエルサレムに住むすべての人々。あなたがたに知っていただきたいことがあります。どうか、私の言葉に耳を貸して下さい。
2:15 今は朝の九時ですから、あなたがたの思っているようにこの人たちは酔っているのではありません。
2:16 これは、預言者ヨエルによって語られた事です。」
◎ショートメッセージ
《本日は、「ペンテコステ」です。すなわち「五旬節」であり、「聖霊降臨日」なのです。ここで誤解が生じることがあります。
「ペンテコステ」とは、「五旬節」のことを指します。そして「五旬節」とは50日目の祭日という意味で、大麦の初穂の束をささげる日から数えて50日目に行われたことから「七週の祭り」とも、また「刈り入れの祭り」とも呼ばれています。
その起点は、サドカイ派の人々は、過越の祭の後の最初の日曜日(復活された日)と取り、またパリサイ派の人々は、過越の祭が始まる安息日の土曜日と取っていました。よって二つの解釈が生まれましたが、後者に統一されました。
今現在は、祭よりも、「聖霊降臨日」としてお祝いすることが当たり前となっています。
かつて、主イエスが洗礼者ヨハネからバプテスマを受けられた時、聖霊が「鳩」のような形で降って来ましたが、今度は鳩ではなく、「舌」の形をした、たくさんの炎が、その場所にいた人々に留まったのです。すると、彼らは様々な国の言葉で神を誉め讃えます。》