◇◆◇日々のみ言葉
2021年5月24日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書13章31節~33節】
13:31 イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。「天の御国は、からし種のようなものです。それを取って、畑に蒔くと、
13:32 どんな種よりも小さいのですが、生長すると、どの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て、その枝に巣を作るほどの木になります。」
13:33 イエスは、また別のたとえを話された。「天の御国は、パン種のようなものです。女が、パン種を取って、三サトンの粉の中に入れると、全体がふくらんで来ます。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは、「毒麦のたとえ」の次に、今度は「からし種のたとえ」と「パン種のたとえ」を続いて話されました。どちらも意味は同じです。
からし種とは、種の中では一番小さなものとして、当時のパレスチナでは良く知られていました。しかし成長しますと、何と3メートルの高さに達するのです。
また三サトンの小麦粉ですが、一サトンは13リットルで、39リットルの小麦粉に、パン種、すなわち天然イーストを入れますと、発酵して非常に大きく膨れるのです。
主イエスは、十二弟子たちを、「からし種」として、そして「パン種」として、たとえておられるのです。
キリスト教は、主イエスから始まりました。実際問題として、この真理を「キリスト教」と言う宗教的な分類枠の中に入れることは、不謹慎なことだと思われますが、まさしく昔から、多くの著明な哲学者が求め続けて来た命題の唯一の答えでもあるのです。
それは、『私たち人間は、どこから来てどこに行くのか』と言うことと、『私たちはなぜ、何の為に存在するのか』と言う問いかけなのです。
最初は、主イエスと十二使徒の小さな集まりから始められた「救いの計画」は、やがて全世界に広がって行くことを、主はこの二つのたとえを用いて、預言しておられるのです。
人は、誰であっても、みな創造主なる神様の御もとに帰るべきです。私たちは、神様によって造られ、そして神様の為に存在しているからです。
そして、神様の命令と願いはただ一つです。それは、「永遠の命」です。
『神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠の命を持つためである。(ヨハネの福音書3:16)』
救いの計画は、すでに用意されています。今から二千年ほど前に、主イエス・キリストの十字架によって、完成されているのです。
すべては恵みであり、哀れみです。永遠の命は無償でいただくことが出来るのです。この贈り物がどれほど素晴らしいものか、やがてすべての人々が知る時が必ずやって来ます。受け取った人も、そして受け取らなかった人も。
あなたは、すでにこの贈り物を受け取っておられるでしょうか。》