◇◆◇日々のみ言葉
2021年5月26日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書13章36節】
13:36 それから、イエスは群衆と別れて家にはいられた。すると、弟子たちがみもとに来て、「畑の毒麦のたとえを説明して下ださい。」と言った。
◎ショートメッセージ
《この場面は、カペナウムであることが自ずと分かります。なぜなら、主イエスは、弟子たちと共に、家に入られるからです。その家とは、紛れもなくシモン・ペテロの家のことです。ここには、ペテロの妻と妻の母(ペテロのしゅうとめ)、そして子どもたちもいたことは間違いありません。
と言うことは、彼女たちも子どもたちも、主イエスを信じ、すでに弟子になっていたと思われます。
なぜなら彼らは、自分の家において行なわれた多くの奇跡としるしを、直にその目で見たからです。また、主イエスの神の言葉と教えとを、直にその耳で聞いたからです。
パウロはこのように書簡に書き記しています。
『私たちには、他の使徒、主の兄弟たち、ケパなどと違って、信者である妻を連れて歩く権利がないのでしょうか。(第Ⅰコリント9:5)』と。
この事から、使徒たち、そして主イエスの弟たち、ケパ(ペテロのヘブル語読み)は、結婚しており、しかも妻を連れて伝道していたことが分かります。
さて、「毒麦のたとえ」を今一度、掲載します。
『「天の御国は、こういう人にたとえることができます。ある人が自分の畑に良い種を蒔いた。ところが、人々の眠っている間に、彼の敵が来て麦の中に毒麦を蒔いて行った。麦が芽生え、やがて実ったとき、毒麦も現われた。それで、その家の主人のしもべたちが来て言った。
『ご主人。畑には良い麦を蒔かれたのではありませんか。どうして毒麦が出たのでしょう。』
主人は言った。
『敵のやったことです。』
すると、しもべたちは言った。
『では、私たちが行ってそれを抜き集めましょうか。』
だが、主人は言った。
『いやいや。毒麦を抜き集めるうちに、麦も一緒に抜き取るかもしれない。だから、収穫まで、両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時期になったら、私は刈る人たちに、まず、毒麦を集め、焼くために束にしなさい。麦のほうは、集めて私の倉に納めなさい、と言いましょう。』」(マタイの福音書13:24~13:30抜粋)』
このたとえの意味が、使徒たちにも分からなかったのです。それゆえ、弟子たちがみもとに来て、主イエスに質問したわけです。
「畑の毒麦のたとえを説明して下さい。」と。》