◇◆◇日々のみ言葉
2021年6月4日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書13章52節~53節】
13:52 そこで、イエスは言われた。「だから、天の御国の弟子となった学者はみな、自分の倉から新しい物でも古い物でも取り出す一家の主人のようなものです。」
13:53 これらのたとえを話し終えると、イエスはそこを去られた。
◎ショートメッセージ
《主イエス様が弟子たちに、「天の御国」について、続けて四つのたとえを話されました。
一つ目は、「畑に隠された宝」のたとえです。
「天の御国は、畑に隠された宝のようなものです。人はその宝を見つけると、それを隠しておいて、大喜びで帰り、持ち物を全部売り払ってその畑を買います。」
二つ目は、「良い真珠」のたとえです。
「また、天の御国は、良い真珠を捜している商人のようなものです。すばらしい値うちの真珠を一つ見つけた者は、行って持ち物を全部売り払ってそれを買ってしまいます。」
三つ目は、「地引き網」のたとえです。
「また、天の御国は、海におろしてあらゆる種類の魚を集める地引き網のようなものです。網が一杯になると岸に引き上げ、すわり込んで、良いものは器に入れ、悪いものは捨てるのです。」
そして結論として、四つ目が、本日の聖書箇所となります。このたとえは、文体は易しいのですが、内容はかなり難解とも言えるかと思われます。
現代訳を掲載します。
『そこで、イエスは彼らに言われた。
「天国について教えられた人は本当の学者です。その人は、新しい物でも古い物でも、自分の倉から自由に取り出す一家の主人のようなものです。」
イエスはこれらのたとえを語り終えてから、そこを立ち去られた。(マタイの福音書13:52~13:53現代訳)』
主イエスが言われる「主語」である「教えられた人」とは弟子たちのことを指しています。そして「新しい物」とは、主イエスの教えであり、やがて編纂される新約聖書のことを暗示しているかと思われます。
また、「古い物」とは、旧約聖書を暗示しており、聖書は一貫して「御国」すなわち「約束の地」のことを表わしていることが分かります。
そして救いとは、主イエスを信じ受け入れ、罪を悔い改め、永遠の命を得ることです。そしてそれこそが、「天国」への切符であり、御国への唯一の道なのです。
私たちの究極的な目的は、永遠の聖なる都である天のエルサレムにおいて、神の御子、主イエス様と共に永遠に過ごすことなのです。何と、光栄なことなのでしょうか。》