• 日々のみ言葉 2021年6月6日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年6月6日(日)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書13章54節~58節】
    13:54 それから、ご自分の郷里に行って、会堂で人々を教え始められた。すると、彼らは驚いて言った。「この人は、こんな知恵と不思議な力をどこで得たのでしょう。
    13:55 この人は大工の息子ではありませんか。彼の母親はマリヤで、彼の兄弟は、ヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではありませんか。
    13:56 妹たちもみな私たちと一緒にいるではありませんか。とすると、いったいこの人は、これらのものをどこから得たのでしょう。」
    13:57 こうして、彼らはイエスにつまずいた。しかし、イエスは彼らに言われた。「預言者が尊敬されないのは、自分の郷里、家族の間だけです。」
    13:58 そして、イエスは、彼らの不信仰のゆえに、そこでは多くの奇蹟をなさらなかった。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。昨日にも書き記しましたように、三年半年にもおよんだ公生涯の間に、主イエスは、三度ほど、故郷ナザレを訪ねております。福音書には、二回における記事が残されています。

     最初に主イエスが、故郷ナザレに戻られたのは、バプテスマのヨハネから洗礼を受け、荒野において悪魔の試み(誘惑)を受けられた後のことです。そして、その時には、まだ弟子たちは同行していなかった可能性が非常に高いと思われます。

     ルカの福音書によりますと、
    『それから、イエスはご自分の育ったナザレに行き、いつものとおり安息日に会堂にはいり、朗読しようとして立たれた。すると、預言者イザヤの書が手渡されたので、その書を開いて、こう書いてある所を見つけられた。
    「私の上に主の御霊がおられる。主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、私に油を注がれたのだから。主は私を遣わされた。捕われ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。」
     イエスは書を巻き、係の者に渡してすわられた。会堂にいるみなの目がイエスに注がれた。イエスは人々にこう言って話し始められた。
    「きょう、聖書のこのみ言葉が、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」
     みなイエスをほめ、その口から出て来る恵みの言葉に驚いた。そしてまた、「この人は、ヨセフの子ではないか。」と彼らは言った。イエスは言われた。
    「きっとあなたがたは、『医者よ。自分を直せ。』というたとえを引いて、カペナウムで行なわれたと聞いていることを、あなたの郷里のここでもしてくれ、と言うでしょう。」 また、こう言われた。
    「まことに、あなたがたに告げます。預言者はだれでも、自分の郷里では歓迎されません。私が言うのは真実のことです。エリヤの時代に、三年六か月の間天が閉じて、全国に大ききんが起こったとき、イスラエルにもやもめは多くいたが、エリヤはだれのところにも遣わされず、シドンのサレプタにいたやもめ女にだけ遣わされたのです。また、預言者エリシャのときに、イスラエルには、らい病人がたくさんいたが、そのうちのだれもきよめられないで、シリヤ人ナアマンだけがきよめられました。」
     これらのことを聞くと、会堂にいた人たちはみな、ひどく怒り、立ち上がってイエスを町の外に追い出し、町が立っていた丘のがけのふちまで連れて行き、そこから投げ落とそうとした。しかしイエスは、彼らの真中を通り抜けて、行ってしまわれた。(ルカの福音書4:16~4:30)』と書き記されています。

     ここから、主イエスは、ラビとして認められていたことが分かります。おそらく三十歳(数え)になった時に、ナザレの会堂において、旧約聖書から、み言葉の解き明かしをされていたのです。》

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