• 日々のみ言葉 2021年6月7日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年6月7日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書13章54節~58節】
    13:54 それから、ご自分の郷里に行って、会堂で人々を教え始められた。すると、彼らは驚いて言った。「この人は、こんな知恵と不思議な力をどこで得たのでしょう。
    13:55 この人は大工の息子ではありませんか。彼の母親はマリヤで、彼の兄弟は、ヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではありませんか。
    13:56 妹たちもみな私たちと一緒にいるではありませんか。とすると、いったいこの人は、これらのものをどこから得たのでしょう。」
    13:57 こうして、彼らはイエスにつまずいた。しかし、イエスは彼らに言われた。「預言者が尊敬されないのは、自分の郷里、家族の間だけです。」
    13:58 そして、イエスは、彼らの不信仰のゆえに、そこでは多くの奇蹟をなさらなかった。

    ◎ショートメッセージ
    《引き続き同じ箇所からとなります。この時は、十二使徒や他の弟子たちも共に、ナザレの会堂に入ったのです。以前、主イエスが、おそらく一人でナザレの会堂を訪れた時のことを、すでに使徒たちは聞き及んでいますから、今回はかなり緊張し、十分な守りの体制を敷いていたと思われます。

     弟子たちに守られ、主イエスは、巻物の聖書から、み言葉を教えられたのです。そして、その教えは、まことに権威と知恵に満ちたものでありました。
     会堂に集まっている人々の中には、主イエスよりも年上の者は多くいたに違いありません。彼らは、幼いイエスが、どのように自分たちと一緒にナザレで暮らしてきたのかを、良く知っています。

     それだからこそ、
    「この人は大工の息子ではありませんか。彼の母親はマリヤで、彼の兄弟は、ヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではありませんか。妹たちもみな私たちと一緒にいるではありませんか。とすると、いったいこの人は、これらのものをどこから得たのでしょう。」、
    とつぶやいたのです。
     なぜなら、彼らは、イエスが著明なラビの弟子になった事も聞いておらず、またエルサレムに留学して学びに行ったこともないことを知っているからです。それゆえ彼らは主イエスにつまずいたのです。

     主は言われます。
    「預言者が尊敬されないのは、自分の郷里、家族の間だけです。」と。

     確かに、四人の弟たちと妹たちは、主イエスが復活されるまで、誰も信じようとはしませんでした。
     それゆえ、主イエスは彼らの不信仰のゆえに、大きな働きをすることは出来なかったのです。マルコの福音書によりますと、少数の病人に手を置いていやされただけでした。》

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