• 2021年6月13日礼拝メッセージの概要

    ◎本日の聖書箇所【使徒の働き9章19節後~25節】
    9:19 (食事をして元気になった。) サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちと共にいて、
    9:20 ただちに諸会堂で、「この方こそ神の子です」とイエスのことを宣べ伝え始めた。
    9:21 これを聞いた人々はみな驚いて言った。「この人はエルサレムで、この名を呼ぶ人たちを滅ぼした者ではないか。ここへやって来たのも、彼らを縛って、祭司長たちのところへ引いて行くためではなかったか。」
    9:22 しかし、サウロはますます力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。
    9:23 かなりの日数がたち、ユダヤ人たちはサウロを殺す相談をしたが、
    9:24 彼らの陰謀はサウロの知るところとなった。彼らはサウロを殺そうと、昼も夜も町の門を見張っていた。
    9:25 そこで、彼の弟子たちは夜の間に彼を連れ出し、籠に乗せて町の城壁伝いにつり降ろした。

    ◎メッセージ【迫害者から伝道者へ】
    《サウロはアナニアによって、目を開けられ、バプテスマを授かり、聖霊に満たされて罪が赦されました。しかし、彼がエルサレムにいた多くの聖徒たちを迫害し、死に追いやった事実は変わることはありません。
     この後、同胞のユダヤ人からは、「裏切り者」とレッテルを貼られ、常に命を狙われることになって行きます。
     そればかりではありません。今は主にある兄弟姉妹からも、なかなか受け入れてもらえず、「殺人者」とレッテルを貼られ、白い目で見られることになって行きます。それゆえに、必然的に「異邦人」の使徒にならざるを得ない状況になって行くのです。
     しかし、そんなサウロにも、主イエスは助け人を用意されていたのです。その最初の人物こそがアナニアでありました。アナニアとは、「神は恵み深い」と言う意味で、律法に従う敬虔な人で、ダマスコに住んでいるすべてのユダヤ人たちに評判の良い人物でありました。
     アナニアはサウロをダマスコのクリスチャンに紹介してくれたのです。サウロは、ただちに諸会堂で、イエスこそ神の子であると宣べ伝え始めました。これは衝撃的なことです。
     なぜなら、エルサレムの最高議会から、ナザレのイエスの名を信じる者たちを討伐する為に、ユダヤ兵と共に全権を委譲された若き議員が来ることを知らされていたからです。
     「サウロは益々力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた」とあります。これこそが、聖霊に満たされている証拠です。このことも、まさしく主イエスが約束されたことの成就です。
    『「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、私の証人となります。」』と。
     この預言は、使徒たちにも成就するのですが、実際には、パウロによって成就することになります。サウロは迫害者から伝道者へと、180度変えられた人生を送ります
     さて、ダマスコのユダヤ人たちは、サウロはついに気が狂ったと判断し、殺すことを決意します。しかし聖霊は、彼らの陰謀を事前にサウロに教えます。そして、サウロの弟子たちは、夜の間に彼を連れ出し、籠に乗せて町の城壁伝いにつり降ろし、脱出させます。
     さて、私たちは、迫害者であったサウロが、主イエスと出会って伝道者へと、180度全く変えられてしまったことを、聖書から知っています。このように人は、まことの神様に出会うと、180度変わってしまうものなのです。まさしく、救いは「新しい創造」なのです。
     私たちは、180度変えられた者なのです。この世から御国へと引き上げられました。暗闇から光の中へ移されました。しかし、まだこの世に置かれています。なぜならそれは使命があるからです。そしてその使命とは、主イエスがあなただけに与えられたものです。あなたには、あなたを待っている人々がいるのです。》

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