◇◆◇日々のみ言葉
2021年6月23日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書15章7節~9節】
15:7「偽善者たち。イザヤはあなたがたについて預言しているが、まさにそのとおりです。
15:8 『この民は、口先では私を敬うが、その心は、私から遠く離れている。
15:9 彼らが、私を拝んでも、むだなことである。人間の教えを、教えとして教えるだけだから。』」
◎ショートメッセージ
《ここで主イエスが引用された聖句はイザヤ書の29章からです。
原文は、
『そこで主は仰せられた。「この民は口先で近づき、くちびるで私をあがめるが、その心は私から遠く離れている。彼らが私を恐れるのは、人間の命令を教え込まれてのことにすぎない。」(イザヤ29:13)』と書かれています。
この預言は、紀元前742年頃から紀元前692年の間に活躍した、大預言者イザヤによってなされたものです。
そして、原文にはその続きがあるのです。
『それゆえ、見よ、私はこの民に再び不思議なこと、驚き怪しむべきことをする。この民の知恵ある者の知恵は滅び、悟りある者の悟りは隠される。」(イザヤ29:14)』と。
この預言も、まさにこの場面において、すでに成就しているわけです。主イエスによって「この民」、すなわちパリサイ人や律法学者たちの目前において、多くの奇跡や不思議が成されたことによってです。
しかし、彼らは悟ることが出来ないのです。このお方こそ、真の神の御子であり、メシアであることを。
人間の知恵や悟りでは、主イエスを信じ受け入れることは決して出来ないのです。それはまさしく御霊の働きによるからです。
何度も言います。
最大の奇跡とは、人が救われることです。主イエスを救い主として信じ、そして「十字架の御わざ」こそが、私たち(その人自身)の罪の身代わりであったことを悟る為には、この世の知恵や知識では不可能であるからです。
幸い私たちは、主イエス様を真の救い主として心から信じることが出来ました。そして、創造主なる神様を賛美し、誉め讃えることが許されたのです。
それは、神様の一方的な恵みと哀れみによるものなのです。この世から救い出された私たちは、一人一人が奇跡そのものです。
主イエスは、すべての人の主です。一人でも多くの日本の人々が、真の神様に立ち返ることが出来るよう、日々祈り続けて行こうではありませんか。
なぜなら父なる神様の命令は、永遠の滅びではなく、永遠の命にあるのですから。》