◇◆◇日々のみ言葉
2021年6月24日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書15章10節~11節】
15:10 イエスは群衆を呼び寄せて言われた。「聞いて悟りなさい。
15:11 口にはいる物は人を汚しません。しかし、口から出るもの、これが人を汚します。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは、イザヤ書29章を引用して、まずパリサイ人や律法学者たちに向けて語られました。
「偽善者たち。イザヤはあなたがたについて預言しているが、まさにそのとおりです。
『この民は、口先では私を敬うが、その心は、私から遠く離れている。彼らが、私を拝んでも、むだなことである。人間の教えを、教えとして教えるだけだから。』」と。
ここで主イエスは、「その心は」と言われています。そして、次に群衆を呼び寄せて言われたことが、本日の聖書箇所になります。もちろん御そばには、十二使徒と他の弟子たちが、護衛の姿勢を取っており、また主イエスの言葉を聞いているのです。
「聞いて悟りなさい。」
「聞く」こととは、耳で聞くだけではなく、心と霊によって聞くことを意味します。主の言われた言葉を、心に留め置くことが大切です。
そして「悟る」こととは、悔い改めることを意味しています。
次に、「口にはいる物は人を汚しません。」と言われます。これは、食べる物を意味しています。すなわちパンのことです。
そして、「しかし、口から出るもの、これが人を汚します。」と言われます。これはどのような意味なのでしょうか。それは、その人が語る言葉のことです。言葉が、人を汚すのです。つまり人を傷つけることを示しています。
主はかつて、弟子たちにこのように教えられました。
『「良い人は、その心の良い倉から良い物を出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を出します。なぜなら人の口は、心に満ちているものを話すからです。」(ルカの福音書6:45)』と。
ここから分かりますように、「心」が問題なのです。まさしく「心に満ちているもの」が、人の口から言葉となって出て行くのです。
エレミヤはこう言っています。
『人の心は何よりも陰険で、それは直らない。だれが、それを知ることができよう。(エレミヤ書17:9)』と。
私たち、主イエス様の十字架の御わざによって救い出された者は、語る言葉に最大の注意を払わなければなりません。
なぜなら、主イエス様の流された血潮によって、心が洗い清められたからです。明日も同じ箇所からの続きとなります。》