• 日々のみ言葉 2021年6月28日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年6月28日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書15章21節~28節】
    15:21 それから、イエスはそこを去って、ツロとシドンの地方に立ちのかれた。
    15:22 すると、その地方のカナン人の女が出て来て、叫び声をあげて言った。「主よ。ダビデの子よ。私をあわれんで下さい。娘が、ひどく悪霊に取りつかれているのです。」
    15:23 しかし、イエスは彼女に一言もお答えにならなかった。そこで、弟子たちはみもとに来て、「あの女を帰してやって下さい。叫びながらあとについて来るのです。」と言ってイエスに願った。
    15:24 しかし、イエスは答えて、「私は、イスラエルの家の滅びた羊以外のところには遣わされていません。」と言われた。
    15:25 しかし、その女は来て、イエスの前にひれ伏して、「主よ。私をお助け下さい。」と言った。
    15:26 すると、イエスは答えて、「子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのはよくないことです。」と言われた。
    15:27 しかし、女は言った。「主よ。そのとおりです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」
    15:28 そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。「ああ、あなたの信仰は立派です。その願いどおりになるように。」すると、彼女の娘はその時から直った。

    ◎ショートメッセージ
    《主イエスは、ツロとシドンの地方に伝道に行かれました。それらの都市は、地中海沿岸のフェニキア地方にあって、ローマ帝国のシリア州に属していました。おそらく、この地方に行かれたのは、公生涯において、最初で最後であったことと思われます。

     この記事は、マルコの福音書にも並行記事として記載されています。
     マルコによりますと、
    『イエスは、そこを出てツロの地方へ行かれた。家にはいられたとき、だれにも知られたくないと思われたが、隠れていることはできなかった。
     汚れた霊につかれた小さい娘のいる女が、イエスのことを聞きつけてすぐにやって来て、その足もとにひれ伏した。この女はギリシヤ人で、スロ・フェニキヤの生まれであった。そして、自分の娘から悪霊を追い出して下さるようにイエスに願い続けた。
     するとイエスは言われた。
    「まず子どもたちに満腹させなければなりません。子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのはよくないことです。」
     しかし、女は答えて言った。
    「主よ。そのとおりです。でも、食卓の下の小犬でも、子どもたちのパンくずをいただきます。」
     そこでイエスは言われた。
    「そうまで言うのですか。それなら家にお帰りなさい。悪霊はあなたの娘から出て行きました。」
    女が家に帰ってみると、その子は床の上に伏せっており、悪霊はもう出ていた。(マルコの福音書7:24~7:30)』

     マタイは「カナン人の女」と書き記していますが、マルコは「ギリシャ人であってスロ・フェニキヤの生まれ」であったと書き記しています。
     これはスロ・フェニキヤがカナン地方にありますから、「カナン人の女」と言うことも、ある意味では正しいかと思われます。
     彼女の名前は明確にされてはいませんが、後に忠実なクリスチャンになったことは、ほぼ間違いないかと思われます。明日も同じ箇所からとなります。》

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