• 日々のみ言葉 2021年7月2日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年7月2日(金)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書15章32節~39節】
    15:32 イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた。「かわいそうに、この群衆はもう三日間も私と一緒にいて、食べる物を持っていないのです。彼らを空腹のままで帰らせたくありません。途中で動けなくなるといけないから。」
    15:33 そこで弟子たちは言った。「このへんぴな所で、こんなに大ぜいの人に、十分食べさせるほどたくさんのパンが、どこから手にはいるでしょう。」
    15:34 すると、イエスは彼らに言われた。「どれぐらいパンがありますか。」彼らは言った。「七つです。それに、小さい魚が少しあります。」
    15:35 すると、イエスは群衆に、地面にすわるように命じられた。
    15:36 それから、七つのパンと魚とを取り、感謝をささげてからそれを裂き、弟子たちに与えられた。そして、弟子たちは群衆に配った。
    15:37 人々はみな、食べて満腹した。そして、パン切れの余りを取り集めると、七つのかごにいっぱいあった。
    15:38 食べた者は、女と子どもを除いて、男四千人であった。
    15:39 それから、イエスは群衆を解散させて舟に乗り、マガダン地方に行かれた。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。

     この奇跡は、「四千人の給食」と呼ばれています。この記事は、マルコの福音書にも並行記事として記載されています。ヨハネ・マルコはシモン・ペテロの通訳者として同行していました。ペテロがアラム語で話すメッセージをギリシャ語に同時通訳していたのです。その内容を羊皮紙に書き留めておいたのが、後の福音書の元になります。よって、ペテロが見聞きしたことが、ほぼすべての内容になることになります。

     マルコによりますと、
    『その頃、また大ぜいの人の群れが集まっていたが、食べる物がなかったので、イエスは弟子たちを呼んで言われた。
    「かわいそうに、この群衆はもう三日間も私と一緒にいて、食べる物を持っていないのです。空腹のまま家に帰らせたら、途中で動けなくなるでしょう。それに遠くから来ている人もいます。」
     弟子たちは答えた。
    「こんなへんぴな所で、どこからパンを手に入れて、この人たちに十分食べさせることができましょう。」
     すると、イエスは尋ねられた。
    「パンはどれぐらいありますか。」
     弟子たちは、「七つです。」と答えた。
     すると、イエスは群衆に、地面にすわるようにおっしゃった。それから、七つのパンを取り、感謝をささげてからそれを裂き、人々に配るように弟子たちに与えられたので、弟子たちは群衆に配った。また、魚が少しばかりあったので、そのために感謝をささげてから、これも配るように言われた。
     人々は食べて満腹した。そして余りのパン切れを七つのかごに取り集めた。人々はおよそ四千人であった。それからイエスは、彼らを解散させられた。(マルコの福音書8:1~8:9)』となっています。

     つまり、ツロとシドンからガリラヤに戻って来て山に登られた時のことではなく、その頃に起こった別の出来事として書かれているのです。
     この「四千人の給食」の奇跡は、「五千人の給食」の奇跡の後の出来事なのです。それにも関わらず、弟子たちは、未だに理解していなかったのです。明日も同じ箇所からです。》

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