• 日々のみ言葉 2021年7月7日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年7月7日(水)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書16章5節~7節】
    16:5 弟子たちは向こう岸に行ったが、パンを持って来るのを忘れた。
    16:6 イエスは彼らに言われた。「パリサイ人やサドカイ人たちのパン種には注意して気をつけなさい。」
    16:7 すると、彼らは、「これは私たちがパンを持って来なかったからだ。」と言って、議論を始めた。

    ◎ショートメッセージ
    《「四千人の給食」の奇跡の後、パリサイ人やサドカイ人たちがみ側に寄って来ました。そして主イエスに頼んだのです。

    「天からのしるしを見せて下さい。」

    「あなたがたは、夕方には、『夕焼けだから晴れる。』と言うし、朝には、『朝焼けでどんよりしているから、きょうは荒れ模様だ。』と言う。そんなによく、空模様の見分け方を知っていながら、なぜ時のしるしを見分けることができないのですか。」

     この言葉の意味は、主イエスご自身こそ、「時のしるし」であることを彼らに教えているのです。ご自身こそが、メシアであり、モーゼに約束された「預言者」であることを。

     そして、言われます。
    「悪い、姦淫の時代はしるしを求めています。しかし、ヨナのしるしの他には、しるしは与えられません。」

     ヨナは、ニネベに何を伝えましたか。それは、ニネベの都の裁きと、悔い改めをです。つまり、主イエスは、聖都エルサレムにやがて訪れる裁きを暗示しておられるのです。
     そして、悔い改めなければ、彼らパリサイ人やサドカイ人に対する裁きをも暗示しています。
     
     主イエスは、舟に乗っている十二弟子たちに言われました。
    「パリサイ人やサドカイ人たちのパン種には注意して気をつけなさい。」

     これは、彼らの教えに注意しなさい、と言うことです。確かに彼らが、人々に教えている内容は素晴らしいことなのですが、彼らは実行しようとはしないからです。それこそが、彼らの「パン種」なのです。

     しかし、十二弟子たちは、主イエスの言われた事を理解することは出来ませんでした。彼らは、「四千人の給食」の時に、七つのかごいっぱいに余ったパンを持って来ることを忘れてしまい、それを主イエスに叱られたと思い込んだのです。

     そして議論を始めたのですが、議論と言いましても、結局は犯人捜しであって、誰がパンを持ってこなかったのか、責任をなすりつけているだけなのです。》

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