• 日々のみ言葉 2021年7月9日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年7月9日(金)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書16章8節~12節】
    16:8 イエスはそれに気づいて言われた。「あなたがた、信仰の薄い人たち。パンがないからだなどと、なぜ論じ合っているのですか。
    16:9 まだわからないのですか。覚えていないのですか。五つのパンを五千人に分けてあげて、なお幾かご集めましたか。
    16:10 また、七つのパンを四千人に分けてあげて、なお幾かご集めましたか。
    16:11 わたしの言ったのは、パンのことなどではないことが、どうしてあなたがたには、わからないのですか。ただ、パリサイ人やサドカイ人たちのパン種に気をつけることです。」
    16:12 彼らはようやく、イエスが気をつけよと言われたのは、パン種のことではなくて、パリサイ人やサドカイ人たちの教えのことであることを悟った。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。

    「パリサイ人やサドカイ人たちのパン種には注意して気をつけなさい。」と主イエス。
    「これは私たちがパンを持って来なかったからだ。」と十二使徒たち。
    「あなたがた、信仰の薄い人たち。パンがないからだなどと、なぜ論じ合っているのですか。」と主イエス。

     十二弟子たちは、「四千人の給食」の奇跡によって、七つのかごいっぱいに余ったパンを持って来ることを忘れてしまったのです。それで、彼らは主イエスの言葉を誤解して、誰が悪いのか、議論を始め、犯人捜しをしだしたのです。

     主イエスは、続けて彼らに言われます。
    「まだわからないのですか。覚えていないのですか。五つのパンを五千人に分けてあげて、なお幾かご集めましたか。」

     この時には、十二かごいっぱいのパンと、また魚も余りました。

    「また、七つのパンを四千人に分けてあげて、なお幾かご集めましたか。」

     この時には、七つのかごいっぱいのパンが余りました。どちらも、ごく僅かなパンと魚によって、弟子たちはもとより、数万人の人々が満腹したのです。

     もしかしたら、彼らの手には、何一つ食べ物がなかったのかも知れません。それゆえ、元となる僅かなパンと魚がなかったのなら、いくら主イエスであっても、増やすことは出来ないと考えたのかも知れません。

     しかし、十二弟子たちは、肝心なことを忘れています。主イエスは創造主なるお方なのです。神様は、無から有を生じさせることの出来るお方なのです。
     たとえ、手元にパンや魚がなかったとしても、あらゆる選択肢を用いて、パンと魚を、彼らの為に、またご自身の為に用意することは出来るお方なのです。》

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