◇◆◇日々のみ言葉
2021年7月18日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書16章21節~23節】
16:21 その時から、イエス・キリストは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに示し始められた。
16:22 するとペテロは、イエスを引き寄せて、いさめ始めた。「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずはありません。」
16:23 しかし、イエスは振り向いて、ペテロに言われた。「下がれ。サタン。あなたは私の邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは、十二弟子たちに、ご自身が誰であるのかを明らかにされました。
「あなたは、生ける神の御子キリストです。」と言うシモン・ペテロの告白を受け入れられたのです。
それから、主イエスは、ご自分がキリストであることを誰にも言ってはならない、と彼らを戒められました。
それは、彼らだけでなく、ほとんどのユダヤ人たちは、軍事的かつ政治的メシアを待望していたからです。もし彼らが、そのことを証したら、熱狂的なユダヤ人が主イエスを新たな王として担ぎ上げることになるからです。
事実、十二使徒の中には、熱心党のシモンがいました。おそらく彼は、主イエスに出会った時に、熱心党を一時脱退した可能性があると思えるのです。
もし、主イエスに出会う前に、熱心党をやめたり、あるいは追い出されていたとしたら、シモンは「熱心党」と呼ばれることをいやがったに違いありません。また、もしそのように呼ばれたとしたら、軽蔑の何ものでもないはずです。
彼には、熱心党としての誇りがあったはずです。しかし、彼は熱心党に留まることよりも、もっと素晴らしいお方と共に歩むことを選んだのです。真の神様と共に。
さて、主イエスは、いよいよ「受難予告」を彼らに話し始めます。
主イエスは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを、弟子たちに示し始めたのです。
ここに、4つの預言があります。
一つ目は、エルサレムに行くことです。つまり聖都で殺されると言う意味になります。
二つ目は、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けるということです。すなわち、ユダヤ最高議会サンヘドリンによって、裁かれることを意味しています。
三つ目は、殺されると言うことです。文字通り、主は死刑の宣告を受けるのです。
そして、最後の四つ目は、三日目によみがえることです。すなわち復活することです。
主イエスが、語られたことは、弟子たちには、あまりにも衝撃な内容だったのです。》