◇◆◇日々のみ言葉
2021年8月7日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書17章22節~23節】
17:22 彼らがガリラヤに集まっていたとき、イエスは彼らに言われた。「人の子は、いまに人々の手に渡されます。
17:23 そして彼らに殺されるが、三日目によみがえります。」すると、彼らは非常に悲しんだ。
◎ショートメッセージ
《今回の受難予告は第二回目となります。
第一回目は、ピリポ・カイザリヤにおけるメシア告白の時です。マタイによりますと、
『イエスは彼らに言われた。
「あなたがたは、私を誰だと言いますか。」
シモン・ペテロが答えて言った。
「あなたは、生ける神の御子キリストです。」
するとイエスは、彼に答えて言われた。
「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいます私の父です。では私もあなたに言います。あなたはペテロです。私はこの岩の上に私の教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。私は、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」
その時、イエスは、ご自分がキリストであることをだれにも言ってはならない、と弟子たちを戒められた。
その時から、イエス・キリストは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに示し始められた。(マタイの福音書16:15~16:21)』と、書かれています。
第一回目も、そして第二回目も主イエスは、「よみがえなければならないこと」を明確に弟子たちに教えています。
彼らは、今までに主イエスが死人を生き返らせたことを目撃していますし、知っています。しかし、もし主イエスが死んだとしたら、いったい誰が主をよみがえらせることが出来ると言うのでしょうか。
主イエスは御霊によってよみがえさせられるのです。その奥義は、まだ彼らには隠されています。
また弟子たちは、主イエスを政治的、軍事的メシアとして信じておりました。そのメシアがどうして殺されなければならないと言うのでしょう。
もしそうなってしまったとしたら、すべてを捨てて、三年以上にもおよんで、主に従って来た彼らには、いったい何が残ると言うのでしょう。それだからこそ、彼らは非常に悲しんだのです。
私たちは、すでに聖書から結末を知っていますが、この時の弟子たちの悲しみと不安は、想像出来ないほどのものです。》