◇◆◇日々のみ言葉
2021年8月9日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書17章24節~27節】
17:24 また、彼らがカペナウムに来たとき、宮の納入金を集める人たちが、ペテロのところに来て言った。「あなたがたの先生は、宮の納入金を納めないのですか。」
17:25 彼は「納めます。」と言って、家にはいると、先にイエスのほうからこう言い出された。「シモン。どう思いますか。世の王たちは誰から税や貢を取り立てますか。自分の子どもたちからですか、それとも他の人たちからですか。」
17:26 ペテロが「他の人たちからです。」と言うと、イエスは言われた。「では、子どもたちにはその義務がないのです。
17:27 しかし、彼らにつまずきを与えないために、湖に行って釣りをして、最初に釣れた魚を取りなさい。その口をあけるとスタテル一枚が見つかるから、それを取って、私とあなたとの分として納めなさい。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。今回は、現代訳を掲載します。
『また、彼らがカペナウムに来たとき、神殿の納入金を集める人たちが、ペテロの所に近づいて来て言った。
「あなたがたの先生は、神殿への納入金を納めないのですか。」
ペテロが「もちろん納めます。」と言って、家にはいると、イエスは彼よりも先に、こう話しかけられた。
「シモン。どう思いますか。この世の王たちは、税や貢を誰から取り立てますか。自分の子どもたちからですか、それとも他の人たちからですか。」
ペテロが「他の人たちからです。」と答えると、イエスは言われた。
「それでは、子どもたちには、その義務がないわけです。私も天のお父様の子どもとして、神殿への納入金を納める義務はありません。
けれども、あの人たちにつまずきを与えないために、湖に行って釣りをしなさい。
最初に釣れた魚の口をあけると、二人分の納入金があります。それを私たち二人分の納入金として納めたらよいでしょう。」(現代訳マタイの福音書17:24~17:27)』
新改訳聖書の訳文は、多少誤解を与えるような訳となっています。それは原文の古代ギリシャ語に忠実に訳されているからです。しかし現代訳では、主イエスの言われた意図が読者にきちんと伝わるように訳されています。
この聖書箇所の解釈から、神の子どもたちであるクリスチャンの私たちは、国や都道府県や市に対して税金を納める必要はないと言うわけではありません。主イエスが納められたように、私たちもきちんと税を納めるべきです。もちろん決められた分をです。
確かに、私たちが納めた税金が、国会議員等によって不当に使われたことなどには、国民として怒りを覚えますが、主の裁きに任せるべきです。
どんなに上手にあらゆる証拠を隠滅しようと、真の神様であられる主イエス・キリストを欺くことは決して出来ないのです。このお方は、真の救い主であられますが、と同時に裁き主でもあるからです。
私たちは、日本の政治家たちが、唯一、真の神様であられる主イエス・キリストの御前において、心底から悔い改めることを祈り続けるべきです。》