◇◆◇日々のみ言葉
2021年8月12日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書18章2節~3節】
18:2 そこで、イエスは小さい子どもを呼び寄せ、彼らの真中に立たせて、
18:3 言われた。「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたも悔い改めて子どもたちのようにならない限り、決して天の御国には、はいれません。」
◎ショートメッセージ
《昨日から、マタイの福音書の学びも18章に入りました。
主イエスと弟子たちの一行は、カペナウムにありますシモン・ペテロの家に戻って来ました。そして、家の中に入った時に弟子たちが主イエスの所に来て言いました。
「それでは、天の御国では、誰が一番偉いのでしょうか。」
昨日に学びましたように、マルコは主イエスの方から質問されたことになっています。
マルコの福音書の並行記事では、
『カペナウムに着いた。イエスは、家にはいった後、弟子たちに質問された。
「道で何を論じ合っていたのですか。」
彼らは黙っていた。道々、誰が一番偉いかと論じ合っていたからである。(マルコの福音書9:33~9:34)』と書かれています。
主イエスに質問したのは、おそらくその家の主人、ペテロであると思えるのです。主イエスは小さい子どもを呼び寄せます。この子どもは間違いなくペテロの子どもです。そして言われます。
「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたも悔い改めて子どもたちのようにならない限り、決して天の御国には、はいれません。」
ここで、主イエスは「子どもたち」と複数形で言われています。ここから少なくともシモン・ペテロには、二人以上の子どもたちがいたことが分かります。
主イエスは、ペテロの家をガリラヤ宣教の本拠地として用いられましたから、ペテロの子どもたちは、主になついていたに違いありません。
彼らが成人した後に、クリスチャンになったことなどは、聖書には書かれていません。また聖書は、ペテロの子どもたちだけでなく、しゅうとめや妻の名前をも伏せています。これも、あえて聖霊が成されたことだと、私は思っているのです。
主イエスには四人の弟たち、すなわちヤコブ、ヨセフ、ユダ、シモンと二人以上の妹たちが存在したことを聖書は明確にしています。
また彼らが結婚したことも事実として書かれています。そうしますと、主の母マリヤの血を受け継いだ人々が存在したことになるはずです。しかし、聖書はあえてその追求を阻止するかのように、沈黙しているのです。
またシモン・ペテロにも子孫が存在したはずです。いや彼だけでなく、十二使徒たちにも子孫は存在したはずなのです。しかし、その事実と真実は伏されているのです。
その理由は、人の栄光ではなく、神様の栄光の為だと私は思うのです。》