• 日々のみ言葉 2021年9月27日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年9月27日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書20章25節~28節】
    20:25 そこで、イエスは彼らを呼び寄せて、言われた。「あなたがたも知っているとおり、異邦人の支配者たちは彼らを支配し、偉い人たちは彼らの上に権力をふるいます。
    20:26 あなたがたの間では、そうではありません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。
    20:27 あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、あなたがたのしもべになりなさい。
    20:28 人の子が来たのが、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためであるのと同じです。」

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様は、弟子たちが「自分たちの中では誰が一番偉いのか」と言う言い争いをしていることを知っておられました。
     特に、叔母サロメとその子ヤコブとヨハネが、主イエスに願い事を申し出た時から、その確執が倍増して来たのです。そこで、主イエスは十二弟子たちを呼び寄せました。

    「あなたがたも知っているとおり、異邦人の支配者たちは彼らを支配し、偉い人たちは彼らの上に権力をふるいます。」

     この言葉が何を意味するのか、また誰を指して言っておられるのか、弟子たちはすぐにも分かったのです。それは、ローマ皇帝カイザルであり、またエルサレムに在住しているローマ総督であり、もっと身近な存在では、ユダヤ人を自由に使うことが出来るローマ兵を指しているからです。

    「あなたがたの間では、そうではありません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、あなたがたのしもべになりなさい。」

     これが、いわゆる「サーバント・リーダー」です。しかし、この時点においては、まだ彼らにはその奥義が隠されています。

     そして次に言われたことは、
    「人の子が来たのが、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためであるのと同じです。」と言うことでした。

     もちろん「人の子」とは、主イエスご自身のことです。ここでは間接的ですが、「十字架」の贖いのことを表わしています。しかし、彼らには、まだ何の事なのか、皆目見当がつかないのです。
     主イエスは、この言葉を教える為に、「最後の晩餐」の席において、彼らの足を洗うことをなされます。》

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