• 日々のみ言葉 2021年10月3日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年10月3日(日)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書21章4節~7節】
    21:4 これは、預言者を通して言われた事が成就するために起こったのである。
    21:5 「シオンの娘に伝えなさい。『見よ。あなたの王が、あなたの所にお見えになる。柔和で、ろばの背に乗って、それも、荷物を運ぶろばの子に乗って。』」
    21:6 そこで、弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにした。
    21:7 そして、ろばと、ろばの子とを連れて来て、自分たちの上着をその上に掛けた。イエスはそれに乗られた。

    ◎ショートメッセージ
    《「しゅろの日曜日」における「エルサレム入場」の場面となります。この記事は、すべての福音書に描かれています。それは紛れもなく、旧約聖書に預言された事が成就した瞬間であり、まさしく神の御子が、いや神様そのもののお方が、おおやけに聖都エルサレムに入場されたことを意味しているのです。
     もちろん、これまでの34年間(ユダヤでは数えです)の主イエスの生涯において、おそらく最低でも、30回以上はエルサレムに来られていますし、また公生涯の中においても、5回以上は弟子たちとエルサレムに巡礼されているはずです。
     しかし、今回は違うのです。今回は、創造主なる神様として、神殿において礼拝される対象のお方として、入場されることになるからです。

     ゼカリヤ書では、
    『シオンの娘よ。大いに喜べ。エルサレムの娘よ。喜び叫べ。見よ。あなたの王があなたの所に来られる。この方は正しい方で、救いを賜わり、柔和で、ろばに乗られる。それも、雌ろばの子の子ろばに。(ゼカリヤ書9:9)』と書かれています。もちろんパリサイ人や律法学者たちは良く知っています。

     この時の主イエスの評判は最高潮に達していました。それは、その場に居合わせた多くのユダヤの人々が、よみがえったラザロのことを耳にしていたからです。墓から白い布きれを巻いたまま、出て来たラザロを見た者も、この場に居合わせたかも知れません。
     もちろん十二使徒たちも、また他の弟子たちも、自分のその目で、死んでから4日が経った、ラザロが生き返った姿を見たのです。そればかりではありません。過越の祭の一週間前にベテニヤに来て、マルタとマリアの家で、生きているラザロと共に食事をしたのです。

     ルカの福音書によりますと、主イエスはこの時このように言われました。
    『エルサレムに近くなった頃、都を見られたイエスは、その都のために泣いて言われた。
    「おまえも、もし、この日のうちに、平和のことを知っていたのなら。しかし今は、そのことがおまえの目から隠されている。やがておまえの敵が、おまえに対して塁を築き、回りを取り巻き、四方から攻め寄せ、そしておまえとその中の子どもたちを地にたたきつけ、おまえの中で、一つの石も他の石の上に積まれたままでは残されない日が、やって来る。それはおまえが、神の訪れの時を知らなかったからだ。」(ルカの福音書19:41~19:44)』と。

     ここで、はっきりとご自身がどのような者であるのかを明らかにされたのです。》

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