◇◆◇日々のみ言葉
2021年12月11日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書25章14節~18節】
25:14「天の御国は、しもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出て行く人のようです。
25:15 彼は、おのおのその能力に応じて、ひとりには五タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを渡し、それから旅に出かけた。
25:16 五タラント預かった者は、すぐに行って、それで商売をして、さらに五タラントもうけた。
25:17 同様に、二タラント預かった者も、さらに二タラントもうけた。
25:18 ところが、一タラント預かった者は、出て行くと、地を掘って、その主人の金を隠した。」
◎ショートメッセージ
《マタイの福音書25章には、「天の御国」について、三つのたとえが掲載されています。最初のたとえは「十人の娘たち」のたとえであり、次が「タラント」のたとえになります。 このたとえは、かなり内容とボリュームがありますので、三つの部分に分けて学んで行きたいと思います。最初は、その前半部となります。
主イエスは、「旅に出て行く人」と、ご自身のことをたとえています。主は、復活されてから40日後に、オリーブ山において、弟子たちの見ている間に、天に昇って行かれました。しかし、また戻って来ます。旅に出て行った人も、必ず戻って来ることが、設定されています。
この主人は、おのおのその能力において、しもべたちに財産を預けて行きます。しもべたちは三人登場します。
ひとりには、五タラントを預けます。一タラントは、六千デナリです。一デナリは、労働者が一日働いた賃金に相当します。よって、六千日働いた分となります。
五タラントは、三万デナリとなります。
もうひとりには、二タラント。一万二千デナリ。
そして、もう一人には、一タラント。六千デナリ。
さて、しもべたちは、それぞれ主人から預かったお金をもとに商売を始めました。五タラント預かったしもべは、それによって、五タラントをもうけたのです。よって、手元には十タラントあったことになります。
さらに、 同様に、二タラント預かったしもべは、それによって、二タラントもうけました。よって、手元には四タラントあったことになります。
しかし、一タラント預かったしもべは、地を掘って、その金を隠したと言うのです。もちろんこれは、あくまでも「たとえ」ですので、主人から預かったお金で、何もせずに、埋めてしまうようなしもべなどは、いるはずもありません。
主は、分かりやすく説明しておられるのです。ところで「タラント」と、たとえられたものは、何でしょうか。それは、その人なりの能力、あるいは賜物のことなのです。
明日は、中間部です。》