◇◆◇日々のみ言葉
2021年12月29日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書26章20節~25節】
26:20 さて、夕方になって、イエスは十二弟子と一緒に食卓に着かれた。
26:21 みなが食事をしているとき、イエスは言われた。「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたのうちひとりが、私を裏切ります。」
26:22 すると、弟子たちは非常に悲しんで、「主よ。まさか私のことではないでしょう。」とかわるがわるイエスに言った。
26:23 イエスは答えて言われた。「私と一緒に鉢に手を浸した者が、私を裏切るのです。
26:24 確かに、人の子は、自分について書いてあるとおりに、去って行きます。しかし、人の子を裏切るような人間はのろわれます。そういう人は生まれなかったほうがよかったのです。」
26:25 すると、イエスを裏切ろうとしていたユダが答えて言った。「先生。まさか私のことではないでしょう。」イエスは彼に、「いや、そうだ。」と言われた。
◎ショートメッセージ
《さて、種なしパンの祝いの第一日に、弟子たちが主イエスの所にに来て言ったのです。
「過越の食事をなさるのに、私たちはどこで用意をしましょうか。」
このことは、実は意味不明なことなのです。主イエスは、過越の祭(種なしパンの祝い)の期間ではなく、その前日に十字架にかけられ、死んで葬られるのです。よって、弟子たちの方から、一日前に「過越の食事」を持ち出すことは有り得ないことなのです。
推測としては、主イエスの方から弟子たちに、一日早い過越の食事を取ることを、すでに申しわたしたことが考えられるのです。
主イエスは言われます。
「都にはいって、これこれの人の所に行って、『先生が「私の時が近づいた。私の弟子たちと一緒に、あなたの所で過越を守ろう。」と言っておられる。』と言いなさい。」と。
すでに、聖霊様は、ヨハネ・マルコの父親にそのことを命じられていたことは間違いありません。そこで、弟子たちは主に言いつけられたとおりにして、ヨハネ・マルコの家において過越の食事の用意をしたと言うわけです。
「さて、夕方になって、イエスは十二弟子と一緒に食卓に着かれた。」とありますが、実はこの時、主イエスは弟子たちの足を洗います。不思議なことに、マタイ・マルコ・ルカは、そのことを書き記してはいないのです。ヨハネだけが書き記します。しかも、三つの共観福音書が書かれた40年~50年後においてです。
さて、主イエスは彼らに向かってこのように言われます。
「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたのうちひとりが、私を裏切ります。」
明日も同じ箇所からです。》