◇◆◇日々のみ言葉
2022年1月8日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書26章30節】
26:30 そして、賛美の歌を歌ってから、みなオリーブ山へ出かけて行った。
◎ショートメッセージ
《最後の晩餐を終えた主イエスの一行は、この一週間のいつものように、ベタニアに向かいました。ベタニアはオリーブ山の麓にあり、その道のりの途中には、ゲッセマネの園があります。
ここで、彼らが歌った賛美の歌とは、詩篇146篇から150篇までの「ハレルヤ詩篇」のことを指しています。
『ハレルヤ。
神の聖所で、神をほめたたえよ。
御力の大空で、神をほめたたえよ。
その大能のみわざのゆえに、神をほめたたえよ。
そのすぐれた偉大さのゆえに、神をほめたたえよ。
角笛を吹き鳴らして、神をほめたたえよ。
十弦の琴と立琴をかなでて、神をほめたたえよ。
タンバリンと踊りをもって、神をほめたたえよ。
緒琴と笛とで、神をほめたたえよ。
音の高いシンバルで、神をほめたたえよ。
鳴り響くシンバルで、神をほめたたえよ。
息のあるものはみな、主をほめたたえよ。
ハレルヤ。(詩篇150:1~150:6)』
おそらく、最初の聖句をリードする者が唱え、その後に全員で「神をほめたたえよ」と斉唱するかと思われます。この時には、すでにイスカリオテのユダは祭司長たちの所におり、ローマ軍の一部隊(600人の兵士)の到着を待っていたとも考えられます。
そんなことが進行しているとは露知らず、十一弟子と彼らと共に行動している弟子たちは、喜び勇んで詩篇を歌いながら、夜のエルサレム市内の道を歩いて行きます。
そして、門番の許可を得て、エルサレム市外に出て行きます。これから何が起こるのかを主イエス様だけが知っておられました。弟子たちは、美味しかった「過越の食事」に、またたくさん飲んだ葡萄酒に、ほろ酔い気分であったのです。
弟子たちは、最大な信仰的危機に直面しようとしています。私は思うのです。十二使徒たちだけでなく、主イエスを信じ従う者には、信仰のチャレンジが必ずやって来ることを。その時、主は問われるのです。
「あなたは、これでもまだ私を信じ信頼するのか。」と。》