◇◆◇日々のみ言葉
2022年1月9日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書26章31節~32節】
26:31 そのとき、イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたはみな、今夜、私のゆえにつまずきます。『私が羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散り散りになる。』と書いてあるからです。
26:32 しかし私は、よみがえってから、あなたがたより先に、ガリラヤへ行きます。」
◎ショートメッセージ
《主イエスと十一使徒の一行は、ヨハネ・マルコの家をあとにします。この時、まだ青年であったヨハネ・マルコは、布きれ一枚をまとい、彼らの後を追うことになります。もしかしたら、風呂に入っていたのかも知れません。あわてて、あとを追いかけたのではないでしょうか。となりますと、暑い夏の季節であったかも知れません。
当時、ローマ人は好んで風呂に入りました。至る所に公衆浴場があったことから、その風習が伺えます。
また、マルコはディアスポラであったことはほぼ確実です。それだけではなく、両親がローマ市民であったことも間違いありません。
なぜなら、迫害者サウロはエルサレム市内の教会を荒らしましたが、ヨハネ・マルコの家には押し入らなかったと考えられるからです。
復活された主イエスが、その日に現われたのもこの家であり、また120名の兄弟たちと、ガリラヤから主に付き従って来た女たちが共に集まり、祈っていたのもこの家なのです。そして、五旬節の日に聖霊が降られたのも、この家の屋上の大広間です。
それだけではありません。ヘロデ・アグリッパ一世に捕らえられ、過越の祭りの初日に処刑されようとしたシモン・ペテロが、奇跡的に御使いによって救い出され、最初に駆けつけたのもこの家なのです。女中のロデが出迎えました。
さて、主イエスは十一弟子たちに言われます。
「あなたがたはみな、今夜、私のゆえにつまずきます。『私が羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散り散りになる。』と書いてあるからです。しかし私は、よみがえってから、あなたがたより先に、ガリラヤへ行きます。」と。
明日も同じ箇所からとなります。》