◇◆◇日々のみ言葉
2022年1月15日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書26章36節~41節】
26:36 それからイエスは弟子たちと一緒にゲツセマネという所に来て、彼らに言われた。「私があそこに行って祈っている間、ここにすわっていなさい。」
26:37 それから、ペテロとゼベダイの子ふたりとを一緒に連れて行かれたが、イエスは悲しみもだえ始められた。
26:38 そのとき、イエスは彼らに言われた。「私は悲しみのあまり死ぬほどです。ここを離れないで、私と一緒に目をさましていなさい。」
26:39 それから、イエスは少し進んで行って、ひれ伏して祈って言われた。「わが父よ。できますならば、この杯を私から過ぎ去らせて下さい。しかし、私の願うようにではなく、あなたのみ心のように、なさって下さい。」
26:40 それから、イエスは弟子たちのところに戻って来て、彼らの眠っているのを見つけ、ペテロに言われた。「あなたがたは、そんなに、一時間でも、私と一緒に目をさましていることができなかったのか。
26:41 誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい。心は燃えていても、肉体は弱いのです。」
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からです。今回はルカの福音書における同一並行記事を掲載します。
『それから、弟子たちに言われた。
「私があなたがたを、財布も旅行袋もくつも持たせずに旅に出したとき、何か足りない物がありましたか。」彼らは言った。
「いいえ。何もありませんでした。」そこで言われた。
「しかし、今は、財布のある者は財布を持ち、同じく袋を持ち、剣のない者は着物を売って剣を買いなさい。あなたがたに言いますが、『彼は罪人たちの中に数えられた。』と書いてあるこのことが、私に必ず実現するのです。私にかかわることは実現します。」彼らは言った。
「主よ。このとおり、ここに剣が二振りあります。」
イエスは彼らに、「それで十分。」と言われた。
それからイエスは出て、いつものようにオリーブ山に行かれ、弟子たちも従った。いつもの場所に着いたとき、イエスは彼らに、
「誘惑に陥らないように祈っていなさい。」と言われた。
そしてご自分は、弟子たちから石を投げて届くほどの所に離れて、ひざまずいて、こう祈られた。
「父よ。み心ならば、この杯を私から取りのけて下さい。しかし、私の願いではなく、み心のとおりにして下さい。」
すると、御使いが天からイエスに現われて、イエスを力づけた。イエスは、苦しみもだえて、いよいよ切に祈られた。汗が血のしずくのように地に落ちた。
イエスは祈り終わって立ち上がり、弟子たちのところに来て見ると、彼らは悲しみの果てに、眠り込んでしまっていた。それで、彼らに言われた。
「なぜ、眠っているのか。起きて、誘惑に陥らないように祈っていなさい。」(ルカ22:35~22:46)』
何度も言いますが、マタイはマルコを基に執筆していますから、ほぼ同じ内容です。しかし、ルカには、マタイとマルコには書かれていない事が多く書かれています。
主イエスが、「剣を買いなさい」と言われたこと、御使いが現われたことや血の汗を流されたことなどです。
この事をいったい誰が目撃したのでしょうか。ヨハネしかいないと思うのです。》