• 2022年1月16日礼拝メッセージの概要

    ◎本日の聖書箇所【第Ⅰテモテの手紙6章17節~19節】(新改訳第二版)
    6:17 この世で富んでいる人たちに命じなさい。高ぶらないように。また、たよりにならない富に望みを置かないように。むしろ、私たちにすべての物を豊かに与えて楽しませて下さる神に望みを置くように。
    6:18 また、人の益を計り、良い行ないに富み、惜しまずに施し、喜んで分け与えるように。
    6:19 また、まことのいのちを得るために、未来に備えて良い基礎を自分自身のために築き上げるように。

    ◎メッセージ【2022年標題聖句から(そのⅡ)】
    《先週に引き続き、2022年標題聖句からとなります。「~ように」と言う、パウロの勧めから考えて行きたいと思います。
     「高ぶらないように」
     神様が一番嫌われること、それは「高ぶること」です。また最大の罪とは、「高慢」なのです。それは、自分が神であることを宣言しているようなものです。私たちは、何時いかなる時も、十字架のみ恵みを忘れてはならないのです。
     次に「たよりにならない富に望みを置かないように」とパウロは勧めます。もちろん、私たちがこの世に生きて行く為には、最低限のお金は必要です。主イエス様は、私たちに、それらのものをすべて与えて下さることを約束されています。
     次は「私たちにすべての物を豊かに与えて楽しませて下さる神に望みを置くように」と言うことですが、私たちに与えられている物は、すべて恵みです。私たちは何一つ持って生まれては来ませんでしたし、また何かを持って天の御国に行くことは出来ません。主は弟子たちに言われました。
    「あなたがたは、私の名によって求めなさい。そうすれば受けます。あなたがたの喜びが満ちあふれるようになるためです。」と。神様は、すべての物を豊かに与えて楽しませて下さるお方なのです。
     さて、次に言われた事は、「人の益を計り、良い行ないに富み、惜しまずに施し、喜んで分け与えるように」とのことでした。パウロはこのように教えています。
    『私たちは神の作品であって、私たちが良い行ないに歩むように、その良い行ないをあらかじめ備えて下さいました。』と。
     ここでパウロが言います「良い行ない」とは、もちろん他人に対するものです。
     主イエスは言われます。
    「与えなさい。そうすれば、あなたがたも与えられます。あなたがたが量るその秤で、あなたがたも量り返してもらえるからです。」と。与えることが先なのです。
     そして、最後に言われことが、『まことの命を得るために、未来に備えて良い基礎を自分自身のために築き上げるように』との事でした。
     これは、私たちが目指すゴールを指し示しています。「まことの命」とは、永遠の命」のことです。
     主イエスを信じる者には、すでに「永遠の命」が与えられています。私たちは、「永遠の命」を持っています。
     使徒パウロは、第Ⅰコリント人への手紙において、「競技場で走る人」のたとえを持って、クリスチャンライフを描きました。
    『競技場で走る人たちはみな走っても、賞を受けるのは一人だけだということを、あなたがたは知らないのですか。ですから、あなたがたも賞を得られるように走りなさい。競技をする人は、あらゆることについて節制します。彼らは朽ちる冠を受けるためにそうするのですが、私たちは朽ちない冠を受けるためにそうするのです。
     ですから、私は目標がはっきりしないような走り方はしません。空を打つような拳闘もしません。むしろ、私は自分のからだを打ちたたいて服従させます。他の人に宣べ伝えておきながら、自分自身が失格者にならないようにするためです。』と。
     大切なことは、信仰を捨て去ることのないよう、最後まで、キリスト者としての人生を全うしなさいと言うことなのです。
     パウロの教え子であったデマスは、この世を愛し、自ら信仰を捨てて、恩師のもとを去って行きました。私たちも、恵みの座からこぼれ落ちることの無いよう、しっかりとみ言葉の土台の上に立って歩んで行きたいと思います。》

Comments are closed.