• 日々のみ言葉 2022年1月23日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年1月23日(日)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書26章51節~54節】
    26:51 すると、イエスと一緒にいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、大祭司のしもべに撃ってかかり、その耳を切り落とした。
    26:52 そのとき、イエスは彼に言われた。「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。
    26:53 それとも、私が父にお願いして、十二軍団よりも多くの御使いを、今私の配下に置いていただくことができないとでも思うのですか。
    26:54 だが、そのようなことをすれば、こうならなければならないと書いてある聖書が、どうして実現されましょう。」

    ◎ショートメッセージ
    《ルカにおける同一並行記事では、
    『イエスがまだ話をしておられるとき、群衆がやって来た。十二弟子のひとりで、ユダという者が、先頭に立っていた。ユダはイエスに口づけしようとして、みもとに近づいた。だが、イエスは彼に、
    「ユダ。口づけで、人の子を裏切ろうとするのか。」と言われた。
     イエスの回りにいた者たちは、事の成り行きを見て、
    「主よ。剣で打ちましょうか。」と言った。そしてそのうちのある者が、大祭司のしもべに撃ってかかり、その右の耳を切り落とした。するとイエスは、
    「やめなさい。それまで。」と言われた。そして、耳にさわって彼を直してやられた。(ルカ22:47~22:51)』となっています。

     裏切り者のイスカリオテのユダが、群衆を引き連れてやって来たのを見た十一弟子たちは、どのような思いを抱いたのでしょうか。怒りの何物でもなかったはずです。

     また、ルカは、使徒たちが何本の剣を持っていたのかについても言及しています。
    『そこで主は言われた。
    「しかし、今は、財布のある者は財布を持ち、同じく袋を持ち、剣のない者は着物を売って剣を買いなさい。あなたがたに言いますが、『彼は罪人たちの中に数えられた。』と書いてあるこのことが、私に必ず実現するのです。私にかかわることは実現します。」
     彼らは言った。
    「主よ。このとおり、ここに剣が二振りあります。」イエスは彼らに、
    「それで十分。」と言われた。(ルカ22:36~22:38)』と。

     ルカは、彼らが二本の剣を、しかも二人が持っていたことを明らかにしています。特に剣を持つ役目を果たしていた二人の弟子が、
    「主よ。剣で打ちましょうか。」と言うやいなや、一人の弟子が、剣をさやから抜いて、大祭司のしもべに撃ってかかって、その右の耳を切り落としたのです。

     しかし考えても見て下さい。そこには、ローマ軍の一部隊がいるのです。どんなにガリラヤ湖の漁師の腕っぷしが強くても、毎日実技訓練を受けているプロのローマ兵士には、勝てるはずなどありえません。
     それゆえ、この者は、怒りに任せて、ローマ兵ではなく、大祭司の僕に切りつけたわけです。
     しかし、その場を見ておられた主イエスは、その僕を癒されます。もちろんその僕の為に。そして打ちかかった弟子の為に。明日も同じ箇所からです。》

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