• 日々のみ言葉 2022年2月8日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年2月8日(火)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書27章6節~10節】
    27:6 祭司長たちは銀貨を取って、「これを神殿の金庫に入れるのはよくない。血の代価だから。」と言った。
    27:7 彼らは相談して、その金で陶器師の畑を買い、旅人たちの墓地にした。
    27:8 それで、その畑は、今でも血の畑と呼ばれている。
    27:9 そのとき、預言者エレミヤを通して言われた事が成就した。「彼らは銀貨三十枚を取った。イスラエルの人々に値積もりされた人の値段である。
    27:10 彼らは、主が私にお命じになったように、その金を払って、陶器師の畑を買った。」

    ◎ショートメッセージ
    《イスカリオテのユダは、大祭司カヤパによる主イエスの裁判に同席していたに違いありません。そして、主イエスが死罪に定められた時に、その裁きをも直に自分の耳で聞いたのです。

    『「私は、生ける神によって、あなたに命じます。あなたは神の子キリストなのか、どうか。その答えを言いなさい。」
    「あなたの言うとおりです。なお、あなたがたに言っておきますが、今からのち、人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見ることになります。」
    「神への冒涜だ。これでもまだ、証人が必要でしょうか。あなたがたは、今、神をけがす言葉を聞いたのです。どう考えますか。」
    「彼は死刑に当たる。」(マタイ26:63~26:66抜粋)』

     そのときのことです。主イエスを売ったユダは、主イエスが罪に定められたのを知って後悔し、銀貨三十枚を、祭司長、長老たちに返したのです。

    「私は罪を犯した。罪のない人の血を売ったりして。」
    「私たちの知ったことか。自分で始末することだ。」

     その後、イスカリオテのユダは神殿に行き、神殿の献金箱に銀貨を全部投げ入れて立ち去ります。

     その有様を見ていた祭司たちは、献金箱からその銀貨を取って、相談したのです。おそらくその時は、献金箱は空であって、ユダが投げ入れた銀貨三十枚はすぐに分かったと思われます。
    「これを神殿の金庫に入れるのはよくない。血の代価だから。」

     それで、彼らはその銀貨で陶器師の畑を買い、旅人たちの墓地にしたのです。その預言はエレミヤ書ではなく、ゼカリヤ書に書かれています。

    『私は彼らに言った。
    「あなたがたがよいと思うなら、私に賃金を払いなさい。もし、そうでないなら、やめなさい。」すると彼らは、私の賃金として、銀三十シェケルを量った。主は私に仰せられた。
    「彼らによって私が値積もりされた尊い価を、陶器師に投げ与えよ。」そこで、私は銀三十を取り、それを主の宮の陶器師に投げ与えた。(ゼカリヤ11:12~11:13)』
     この預言が成就したことを、後になって、聖霊が使徒たちに示されたことは、明白な事実です。》

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