◇◆◇日々のみ言葉
2022年2月15日(火)
◎聖書箇所【マタイの福音書27章20節~23節】
27:20 しかし、祭司長、長老たちは、バラバのほうを願うよう、そして、イエスを死刑にするよう、群衆を説きつけた。
27:21 しかし、総督は彼らに答えて言った。「あなたがたは、ふたりのうちどちらを釈放してほしいのか。」彼らは言った。「バラバだ。」
27:22 ピラトは彼らに言った。「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。」彼らはいっせいに言った。「十字架につけろ。」
27:23 だが、ピラトは言った。「あの人がどんな悪い事をしたというのか。」しかし、彼らはますます激しく「十字架につけろ。」と叫び続けた。
◎ショートメッセージ
《ルカの福音書における同一並行記事では、
『ピラトは祭司長たちと指導者たちと民衆とを呼び集め、こう言った。
「あなたがたは、この人を、民衆を惑わす者として、私の所に連れて来たけれども、私があなたがたの前で取り調べたところ、あなたがたが訴えているような罪は別に何も見つかりません。ヘロデとても同じです。彼は私たちにこの人を送り返しました。見なさい。この人は、死罪に当たることは、何一つしていません。だから私は、懲らしめたうえで、釈放します。」
さて、ピラトは祭りの時にひとりを彼らのために釈放してやらなければならなかった。しかし彼らは、声をそろえて叫んだ。
「この人を除け。バラバを釈放しろ。」
バラバとは、都に起こった暴動と人殺しのかどで、牢にはいっていた者である。ピラトは、イエスを釈放しようと思って、彼らに、もう一度呼びかけた。しかし、彼らは叫び続けて、
「十字架だ。十字架につけろ。」と言った。しかしピラトは三度目に彼らにこう言った。「あの人がどんな悪いことをしたというのか。あの人には、死に当たる罪は、何も見つかりません。だから私は、懲らしめたうえで、釈放します。」(ルカ23:13~23:22)』と、かなり詳細にわたって書き記されています。
ここで「懲らしめたうえで」とは、ローマ式むち打ちの刑を意味します。しかも、このむち打ちの刑は、あまりにもむごく、この刑によって死ぬ罪人も多かったのです。
ポンテオ・ピラトは、妻クラウディア・プロクラからの伝言に、何とか主イエスを解放しようとしますが、そこを許さないのが、狡猾なユダヤ人の指導者たちなのです。彼らは、ローマ総督と言う地位などに決して屈せず、また軽く見ていますし、悪知恵によって、ピラトを脅すことをして来ます。明日も同じ箇所からです。》