◇◆◇日々のみ言葉
2022年2月28日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書27章38節】
27:38 そのとき、イエスと一緒に、ふたりの強盗が、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけられた。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。ルカにおける同一並行記事を再度掲載します。
『十字架にかけられていた犯罪人のひとりはイエスに悪口を言い、
「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え。」と言った。ところが、もうひとりのほうが答えて、彼をたしなめて言った。
「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」そして言った。
「イエス様。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出して下さい。」
イエスは、彼に言われた。
「まことに、あなたに告げます。あなたは今日、私と共にパラダイスにいます。」(ルカ23:39~23:43)』
主イエスの十字架は、三本の十字架の真中に立てられました。そして「ふたりの強盗」が、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけられたのです。
本来ならば、極悪人バラバが真中の十字架に掲げられるはずであったのです。主イエスは、すべての人の罪の身代わりとして十字架に掛かられ、裁きを一身に受けられました。もっと具体的に言うならば、バラバの身代わりとして掛けられた事にもなるのです。
さて、主イエスの十字架を中心として、一人は右に、そしてもう一人は左にと分かれることになるのです。おそらく右の者(神様に取っては右が重要)が、悔い改めて、
「イエス様。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出して下さい。」
と願ったに違いありません。すると主イエスは、
「まことに、あなたに告げます。あなたは今日、私と共にパラダイスにいます。」
と答えられます。
この後、午後3時に主イエスは「すべてが完了した」と叫ばれ、息を引き取ります。その時、右と左の強盗はまだ生きているのです。つまり、主イエスは、紛れもなくこの二人の強盗の罪の身代わりとして死んで下さったことになります。
そして、主イエスが約束されたとおりに右の者は、主と共にやがてパラダイスに迎えられます。しかし、主を侮った左の者は、ゲヘナに落とされるのです。
この事は、主の十字架を中心して、私たちが行くべき道が二つに一つしかないことを示しています。
あなたは、どちらを選ばれますか。右ですか。それとも左ですか。残念なことに、中立の立場は用意されてはおりません。右か左か。はいかいいえか。イエスかノーか。
どちらに行くのかを、あなたが生きている間に、まだ心臓が動いているうちに決断しなければならないのです。自分の罪を悔い改めて告白し、主イエスを「救い主」と受け入れ、心から信じる者は、罪赦され、永遠の命が与えられ、神の子どもとされるのです。》