◇◆◇日々のみ言葉
2022年3月12日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書27章55節~56節】
27:55 そこには、遠くからながめている女たちがたくさんいた。イエスに仕えてガリラヤからついて来た女たちであった。
27:56 その中に、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母がいた。
◎ショートメッセージ
《ヨハネの福音書における同一並行記事によれば、
『兵士たちはこのようなことをしたが、イエスの十字架のそばには、イエスの母と母の姉妹と、クロパの妻のマリヤとマグダラのマリヤが立っていた。
イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に
「女の方。そこに、あなたの息子がいます。」と言われた。それからその弟子に
「そこに、あなたの母がいます。」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。(ヨハネ19:25~19:27)』となっています。
主イエスが十字架につけられた午前9時には、おそらくマタイやマルコが書き記したとおり、女たちは遠くからながめ見守っていたと思われます。
やがて、見物の為に集まっていた多くの群衆が去り、数時間が経過して行く中において、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母(サロメ)が、ヨハネと主の母マリアと共に、十字架の御そばに近づいて来たと考えられます。
遠くからながめていた女たちは、数人ではなく、もっと多くの女たちがいたに違いありません。もしかしましたら、ベタニアのマルタとマリアもその中にいた可能性もあるのです。女たちも、ここで二手に分かれたことが分かります。
特に、マグダラのマリヤは、主イエスの復活に深く関わる最重要人物なのです。大切なことは、彼女を含め、女たちも、またヨハネやペテロも、主イエスが本当に死なれた事の証人になることです。
仮死状態ではなく、本当に死なれたことの証人となるのです。彼らは、この後、主イエスが葬られる墓までついて行くことになります。
その場所こそ、私たちの最大の希望、最大の望みでもある、主イエスの復活の奇跡が起こるのです。》