◇◆◇日々のみ言葉
2022年3月27日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書28章16節】
28:16 しかし、十一人の弟子たちは、ガリラヤに行って、イエスの指示された山に登った。
◎ショートメッセージ
《主イエスは、十二使徒たちに、はっきりと言われました。
『「しかし私は、よみがえってから、あなたがたより先に、ガリラヤへ行きます。」(マタイ26:32 )』と。
主イエスが復活された日のことです。御使いは、墓にやって来た女たちに、使徒たちへの伝言を委ねます。
マルコの福音書によりますと、
『さて、安息日が終わったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとは、イエスに油を塗りに行こうと思い、香料を買った。そして、週の初めの日の早朝、日が上ったとき、墓に着いた。彼女たちは、
「墓の入口からあの石をころがしてくれる人が、だれかいるでしょうか。」と皆で話し合っていた。
ところが、目を上げて見ると、あれほど大きな石だったのに、その石がすでにころがしてあった。それで、墓の中にはいったところ、真白な長い衣をまとった青年が右側にすわっているのが見えた。彼女たちは驚いた。青年は言った。
「驚いてはいけません。あなたがたは、十字架につけられたナザレ人イエスを捜しているのでしょう。あの方はよみがえられました。ここにはおられません。ご覧なさい。ここがあの方の納められた所です。ですから行って、お弟子たちとペテロに、『イエスは、あなたがたより先にガリラヤへ行かれます。前に言われたとおり、そこでお会いできます。』とそう言いなさい。」(マルコ16:1~16:7)』と書き記されています。
しかし、弟子たちは、その伝言を信じませんでした。それゆえに、その日の夕方に、主イエスは、弟子たちの前に現われます。そのことをルカとヨハネは福音書に書き記しています。
マタイが書き記したこの箇所は、主イエスがよみがえられた日から、数えて少なくとも十日目以上のことです。なぜなら、復活された週の初めの日から、さらに八日目まで、彼らは、ヨハネ・マルコの家に留まっているからです。それは、十二使徒のひとりトマスがガリラヤに行くことを拒否したからです。
その夜に、主イエスは再度弟子たちの前に現われます。それから弟子たちは、二日間かけてエルサレムからカペナウムのシモン・ペテロの家に戻ります。
しかし、何日待っても主イエスは現われません。彼らは食べる物が無くなってしまい、仕方なく漁に出ます。すると明け方に、主イエスとお会いすることになり、朝の食事にありつくと言うわけです。
その時、シモン・ペテロの赦しが行なわれ、行くべき山が指定されます。その山とは、十二使徒としての任命を受けた同じ場所のことです。
そして、食事の後に、主イエスの指定された山に彼らは登ります。それは、使徒としての再任命を受けるためです。》