• 日々のみ言葉 2022年5月9日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年5月9日(月)

    ◎聖書箇所【ローマ人への手紙1章5節~7節】
    1:5 このキリストによって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。それは、御名のためにあらゆる国の人々の中に信仰の従順をもたらすためなのです。
    1:6 あなたがたも、それらの人々の中にあって、イエス・キリストによって召された人々です。――このパウロから、
    1:7 ローマにいるすべての、神に愛されている人々、召された聖徒たちへ。私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安があなたがたの上にありますように。

    ◎ショートメッセージ
    《ローマ人への手紙は、紀元56年頃、コリントにおいて執筆されました。その時、パウロは第三回伝道旅行中であったと言われています。この時、パウロはまだ一度もローマには行ったことはありませんでした。ローマ市民でありながらです。パウロはタルソ生まれでした。
     また生まれた時から、彼はローマ人であったことから、すでに両親はローマ市民であったことが分かります。おそらく、両親はローマに滞在していたのでしょう。
     天幕作りは、当時タルソの町が主流であったようです。天幕作りの技術を持つ両親が、ローマからタルソに移って来たことは、決して偶然ではありません。
     またタルソは、小アジヤ南部キリキヤ州の首都で、アテネ,アレキサンドリヤに次ぐローマ第3の学術都市でもあったのです。この町において、パウロがあらゆる知識を得たことは間違いないことだと思われます。

     さて、ところでなぜローマに、主にある兄弟たちが存在していたのでしょうか。パウロ一行が伝道旅行に行っていないにも関わらずにです。

     使徒の働きの第2章には、聖霊降誕の場面が描かれています。それによりますと、
    『「どうでしょう。いま話しているこの人たちは、みなガリラヤの人ではありませんか。
     それなのに、私たちめいめいの国の国語で話すのを聞くとは、いったいどうしたことでしょう。
     私たちは、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人、またメソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者たち、また滞在中のローマ人たちで、ユダヤ人もいれば改宗者もいる。またクレテ人とアラビヤ人なのに、あの人たちが、私たちのいろいろな国言葉で神の大きなみわざを語るのを聞こうとは。」
     人々はみな、驚き惑って、互いに「いったいこれはどうしたことか。」と言った。(使徒の働き2:7~2:12抜粋)』と書かれています。

     つまり、その場にローマから来た人たちが居合わせていたことが分かります。これも偶然ではありません。主イエスが、彼らを救いに導き用いて下さったのです。
     彼らは、しばらくエルサレムに留まったに違いありません。そして十二使徒から具体的な教えを受け、それから、故郷ローマに帰国し、教会を建てあげたに違いないのです。》

Comments are closed.