• 日々のみ言葉 2022年5月24日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年5月24日(火)

    ◎聖書箇所【ローマ人への手紙2章12節~13節】
    2:12 律法なしに罪を犯した者はみな、律法なしに滅び、律法の下にあって罪を犯した者はみな、律法によってさばかれます。
    2:13 なぜなら、律法を聞く者が神の前に正しいのではなく、律法を行なう者が義と認められるからです。

    ◎ショートメッセージ
    《この箇所から、非常に難解になって行きます。実際、新改訳聖書は、原語のギリシャ語に忠実に、当時の表現やことわざなどもそのまま訳されており、日本人には、意味が分かりにくくなっているからです。

     さて、使徒パウロは、ここで何を言わんとしているのでしょうか。なぜローマ人への手紙において「律法」について、説明しているのでしょうか。まずは、その背景を考える必要があります。

     つまり、彼らは、ペンテコステの時に救われた人々が中心の教会であると言うことです。その彼らが、なぜ五旬節の祭の日にエルサレムに巡礼していたのでしょうか。そうなのです。彼らは改宗者たちなのです。すなわちユダヤ教への改宗者であって、律法を守って来た人たちなのです。
     そして、十二使徒の誰もが、まだ彼らの所に、正しい教理を教えに行ってはいないのです。それゆえに、パウロは、ローマに行くことを、強く願っているのです。

    『律法なしに罪を犯した者はみな、律法なしに滅び、律法の下にあって罪を犯した者はみな、律法によってさばかれます。』
     これは、神のさばきがすべての人に行なわれることを表わしています。律法こそが、罪が何たるものかを示しています。

    『なぜなら、律法を聞く者が神の前に正しいのではなく、律法を行なう者が義と認められるからです。』
     律法は、ただ聞き、その内容を知ることが正しいのではなく、それを実際に行なう事が、正しいとされ、義とされるのです。
     しかし、律法を完全に守り通す人など誰もいません。守れるわけなどないのです。もし守れる者や守れた者が一人でも存在するならば、主イエス様は、この世界に来る必要はなく、また十字架にかかる必要もありません。救い主は必要ないことになります。

     すべての人間が守れないからこそ、律法を成就し身代わりとなって死ぬ為に、主イエス様が来て下さったのです。》

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