◇◆◇日々のみ言葉
2022年5月27日(金)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙2章17節~24節】
2:17 もし、あなたが自分をユダヤ人ととなえ、律法を持つことに安んじ、神を誇り、
2:18 み心を知り、なすべきことが何であるかを律法に教えられてわきまえ、
2:19 また、知識と真理の具体的な形として律法を持っているため、盲人の案内人、やみの中にいる者の光、愚かな者の導き手、幼子の教師だと自任しているのなら、
2:20 前節に合節
2:21 どうして、人を教えながら、自分自身を教えないのですか。盗むなと説きながら、自分は盗むのですか。
2:22 姦淫するなと言いながら、自分は姦淫するのですか。偶像を忌みきらいながら、自分は神殿の物をかすめるのですか。
2:23 律法を誇りとしているあなたが、どうして律法に違反して、神を侮るのですか。
2:24 これは、「神の名は、あなたがたのゆえに、異邦人の中でけがされている。」と書いてあるとおりです。
◎ショートメッセージ
《本当に、ローマ人への手紙は、非常に難解です。この手紙は、明らかにローマに住んでいる主にある兄弟姉妹に向けて書かれたものであるはずです。
それにもかかわらず、「あなたが自分をユダヤ人ととなえ」と、ユダヤ人ではないのに、ユダヤ人と見立てて、ローマ人に語っているのです。非常に矛盾しているわけです。
つまり、彼らは「律法を誇りとしている」のです。そして、律法を守っていると言いながらも、エルサレムのパリサイ人や律法学者たちと同じく、人には教えても、実は自分たちは守ろうとさえしないことを、使徒パウロはおおやけにしていることになります。
ここから、彼らは、まだ主イエス様の福音について、あまり良く知らない事実が明白なのです。
そして、
『これは、「神の名は、あなたがたのゆえに、異邦人の中でけがされている。」と書いてあるとおりです』と言うことは、使徒パウロが、伝道旅行において建て上げた、異邦人のキリスト教会において、ローマ人の教会の兄弟たちは、神様の名前を、すなわち主イエスの御名を、明らかにけがしていることを、指摘していることになります。》