◇◆◇日々のみ言葉
2022年7月25日(月)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙6章17節~18節】
6:17 神に感謝すべきことには、あなたがたは、もとは罪の奴隷でしたが、伝えられた教えの規準に心から服従し、
6:18 罪から解放されて、義の奴隷となったのです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『6:17 神に感謝しなければならないことには、あなたがたは以前は罪の奴隷であったのが、神の救いの福音を心から信じ、
6:18 今では罪から解放され、神の奴隷となったのである。』
「奴隷」とは、どのような意味でしょうか。広辞苑では、次のように定義しています。
①しもべ、奴僕(どぼく・ぬぼく)
②人間としての権利・自由を認められず、他人の支配の下に労務に服し、かつ売買・譲渡の対象とされる人。古代ではギリシア・ローマ、近代では南北アメリカの植民地に典型的に現われ、日本の古代の奴婢(ぬひ)もこれに近い。
③ある物事に心を奪われ、そのためにしか行動しない人。
しかし、パウロが言っています意味は、少し異なる気がいたします。
エペソ人への手紙において、
『あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。
私たちもみな、かつては不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行ない、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。(エペソ2:1~2:3)』と書いています。
かつての私たちは、『空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って』生きていたのです。つまり、悪魔と悪霊に従っていたのであり、その霊の奴隷であったと言うことです。
しかし、主イエス様と出会った今は違います。救い主によって罪赦され、罪から解放され、今度は、イエス・キリストを主として従う者に変えられたのです。
すべての人は、二つのどちらかを自分の主として、その奴隷として生きています。すなわち、この世の支配者である悪魔を、もしくは、救い主である主イエス様を。
もし、あなたが主イエス様に仕えている僕でないとしたら、あなたは悪魔に仕えている者となります。その中間は存在しないのです。》