◇◆◇日々のみ言葉
2022年8月6日(土)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙8章1節~2節】
8:1 こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。
8:2 なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。
◎ショートメッセージ
《今日から、ローマ人への手紙の学びは、いよいよ第8章に入ります。この章こそ、ローマ書簡の中でも、中心部とも言える箇所です。じっくりと、そしてゆっくりと、現代訳と比較しながら学んで行きたいと思います。
『8:1 こういうわけで、キリスト・イエスを信じる者は、絶対にさばかれることはない。
8:2と言うのは、キリスト・イエスを信じた者に新しい命を与えて下さる御霊が、罪と死から、解放して下さったからである。』
新改訳において「キリスト・イエスにある者」とは、どういう意味なのでしょうか。現代訳では、「キリスト・イエスを信じる者」となっています。
また、「いのちの御霊の原理」、そして「罪と死の原理」とはどういう意味なのでしょうか。このような難しい訳し方をしますから、分からないのです。これでは、原理と言う何か意味不明の奥義があるような気さえして来ます。そうではないのです。
原理ではなく、御霊すなわち聖霊様が、罪と死から解放して下さるのです。そして、聖霊様は私たちに、いのちを与えて下さるのです。
もちろん、主イエス様の十字架の御わざと復活があってからこそです。主イエス様は、弟子たちにこのように言われました。
『「私は真実を言います。私が去って行くことは、あなたがたにとって益なのです。それは、もし私が去って行かなければ、助け主があなたがたの所に来ないからです。しかし、もし行けば、私は助け主をあなたがたの所に遣わします。その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます。」(ヨハネ16:7~16:8新改訳)』
ここで、主イエス様は、「去って行く」と言われましたが、この言葉には二重の意味が含まれています。十字架の死と昇天を意味しています。そして、ペンテコステの日に、聖霊様が降られることになります。》