◇◆◇日々のみ言葉
2022年8月18日(木)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙8章19節~22節】
8:19 被造物も、切実な思いで神の子どもたちの現われを待ち望んでいるのです。
8:20 それは、被造物が虚無に服したのが自分の意志ではなく、服従させた方によるのであって、望みがあるからです。
8:21 被造物自体も、滅びの束縛から解放され、神の子どもたちの栄光の自由の中に入れられます。
8:22 私たちは、被造物全体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『8:19 今、被造物は、神の子どもたちが明らかにされるキリスト再臨の時を切実な思いで待望している。
8:20 被造物が今むなしさの中にあるのは、自分の意志によるのではなく、神の御心によるのであって、そこにはまた希望がある。
8:21 それは、被造物もその滅びに向かっているむなしい状態から解放され、やがては神の子どもたちの栄光に輝いた自由の中に入れられる。
8:22 私たちが、よく知っているように、被造物全体は、今に至るまで、産みの苦しみをなめている。』
ここで、パウロが言っています「被造物」とは何でしょうか。広辞苑では、「神によって造られたいっさいのもの」と言う定義です。大きく分けますと、二つの意味があることが分かります。
一つは、動植物たちです。すなわち人間以外に造られたいっさいの目に見える生物を指し示します。動物界では、弱肉強食がまかり通っています。
NHKで放送されています「ダーウィンが来た」では、いかにライオンや豹や虎やチーターなどが、草食動物を襲い、獲物にした映像が流されます。その時狙われるのは、大概が子どもです。
これは、陸上動物だけではありません。シャチは群れをなして、マッコウクジラの母子に襲いかかります。そして、小クジラが餌食になるのです。これは、神様が成されたことではありません。最初の人であるアダムとエバの罪によって、自然界にもその呪いがもたらされたからです。
そして、もう一つは、大自然の源である地球本体です。地球温暖化で、地球の自然のサイクルが狂い初めています。世界中で山火事が多く発生しています。木が育つには何十年もかかりますが、燃える時はあっという間です。これも人間の罪の結果です。
ここで、パウロははっきりと、人間だけではなく、被造物全体も滅びに向かっていることを指し示しています。明日も同じ箇所からです。》