◇◆◇日々のみ言葉
2022年9月16日(金)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙9章30節~33節】
9:30 では、どういうことになりますか。義を追い求めなかった異邦人は義を得ました。すなわち、信仰による義です。
9:31 しかし、イスラエルは、義の律法を追い求めながら、その律法に到達しませんでした。
9:32 なぜでしょうか。信仰によって追い求めることをしないで、行ないによるかのように追い求めたからです。彼らは、つまずきの石につまずいたのです。
9:33 それは、こう書かれているとおりです。「見よ。私は、シオンに、つまずきの石、妨げの岩を置く。彼に信頼する者は、失望させられることがない。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。再度、現代訳を掲載します。
『9:30 それでは、どういうことになるのだろうか。異邦人は救いを求めていなかったのに、その救いを得た。それは、信仰によって得たのである。
9:31 しかしながら、神の選民であったイスラエルの民は、神から与えられた律法を一生懸命守ろうとしたにもかかわらず、救いを得ることができなかった。
9:32 なぜかというと、彼らは信仰によって得ようとしないで、自分の行ないによって得ようとしたからである。彼らは、キリストにつまずいたのである。
9:33 それは、旧約聖書のイザヤの預言にこう書かれてあるとおりである。「さあ、私はエルサレムに、つまずきの石、妨げの岩を置く。しかし、彼に信頼する者は、失望させられることがない。」』
ここでパウロが引用した聖書箇所は、イザヤ書です。現代訳も掲載します。
『だから、神である主は、こう仰せられる。「見よ。私はシオンに一つの石を礎として据える。これは、試みを経た石、堅く据えられた礎の、尊いかしら石。これを信じる者は、あわてることがない。(イザヤ28:16新改訳)』
『そこで、主である神は、こう仰せられる。「さあ。私はエルサレムに試験済みの石、尊い礎石を置く。彼に信頼する者は、決して失望させられることがない。(イザヤ28:16現代訳)』
実は、パウロが引用した箇所の最後は、
「彼に信頼する者は、失望させられることがない。」と書き記されていますが、原文は、「これを信じる者は、あわてることがない。」になっています。現代訳は、旧約聖書の同じ箇所を、新約聖書の箇所と同じにしています。
「彼」とは、誰でしょうか。
「ナザレのイエス」です。そうです。私たちの主イエス・キリストのことです。ユダヤ人は、パウロの言う様に、「キリストにつまず」きました。
メシアであり、旧約聖書に預言された「一人の預言者」なるお方を、ローマ総督に渡して、十字架につけて殺したのです。そのユダヤ人たちは、紀元70年にエルサレム陥落の時に、すでに裁きを受けています。
やがて、今、生きているユダヤ人のすべてが、このお方を知る時がやって来ます。》