◇◆◇日々のみ言葉
2022年11月19日(土)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙12章8節】
12:8 勧めをする人であれば勧め、分け与える人は惜しまずに分け与え、指導する人は熱心に指導し、慈善を行なう人は喜んでそれをしなさい。
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からとなりますが、最後とし、明日からは先に行きましょう。再度、現代訳を掲載します。
『12:8 慰める者であれば慰め励まし、ささげ与える者であれば惜しみなくささげ、指導する者であれば熱心に指導し、慈善を行なう者は喜んで慈善をしなさい。』
今日は、「慈善を行なう」ことについて考えて見たいと思います。
以前に学びました「分け与える人」あるいは「ささげ与える者」との関連性が深いとも思えますが、「慈善」となりますと、一人一人の個人的な働きではなく、もっと組織だった働きを指していることも考えられます。
カトリック教会は、その点において、まさに先端とも言える大きな働きをして来ました。この点については、プロテスタント教会は脱帽せざるを得ないと思われます。
それは、病院や学校、あるいは孤児院などの設立です。その働きには多くの教会と教会員の力が結集しなければ到底為し得ないことだからです。日本においては、「聖ルカ病院」などが筆頭としてあげられます。
戦後において、戦災孤児の面倒を見たのは、聖母の騎士修道院の修道士である「ゼノ神父」でした。まさしく、全身全霊を捧げて、日本の戦争孤児救済の為に、日本全国を駆け巡ったのです。しかも、ゼノ神父は喜んで、それをされたのです。
私は、神学校の卒業論文に「ゼノ神父」を題材として取り上げました。そして、長崎にあります「聖母の騎士修道院」の働きに本当に感動したのです。
この修道院こそ、聖人と認定された「ミッシェル・コルベ神父」が創立されたものであり、その愛弟子が「ゼノ神父」なのです。カトリック教会から学ぶべきことは多く有ると信じています。
カトリックの歴史は、二千年であり、プロテスタントの歴史は、その四分の一である五百年なのですから。
やがて、主イエス様が空中再臨される時が来ます。その時、携挙されるのは、公の教会に属する聖徒たちです。その肩書きに「プロテスタント」も「カトリック」もありません。
『○○教会の誰々』と言う名刺をつける必要はないのです。》