◇◆◇日々のみ言葉
2022年12月29日(木)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙14章16節~17節】
14:16 ですから、あなたがたが良いとしている事がらによって、そしられないようにしなさい。
14:17 なぜなら、神の国は飲み食いのことではなく、義と平和と聖霊による喜びだからです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『14:16 だから、あなたがたは自分では良いと思っていることで、ほかの人から批判などされないように注意しなさい。
14:17 というのは、神の国は飲食のことではなく、正しさと平和と聖霊による喜びにほかならない。』
ここでパウロが具体的に言っていることは何なのでしょうか。何でも書き記していますが、この手紙は、パウロがまだ会ったこともない、ローマに在住している主にある兄弟姉妹に向けて書き送っている手紙です。
当時のローマ市の繁栄は、まさに目を見張るようなものであったと伝えられています。おそらく、考古学者たちが考えている以上に、文化が繁栄していたに違いありません。ローマ市には、植民地から、ありとあらゆる食物や珍味などが送られて来ました。
その食生活は、これは私個人の想像ですが、今以上に美食に秀でていたのではないでしょうか。このような世界が、今から二千年ほど前にすでに存在していたと言うのは、本当に驚きです。その頃の日本はどうだったのでしょうか。
さて、パウロは、明確に「飲み食い(飲食)」のことではないと言っています。ここで「飲み」とは、ぶどう酒を指しており、「食い」とは、豚肉を中心とした、ユダヤ人にとっては、律法に掲げられている清くない動物や魚介類のことを指しています。
それらを飲み食いする時に、他の人から批判などされないように気をつけなさい、と言うことです。
そして、「神の国」とは、主イエス様による贖いの義、主が共にいて下さるという平安、そして助け主、聖霊様との交わりであると、パウロは教えています。》