◇◆◇日々のみ言葉
2023年1月21日(土)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙15章22節~24節】
15:22 そういうわけで、私は、あなたがたの所に行くのを幾度も妨げられましたが、
15:23 今は、もうこの地方には私の働くべき所がなくなりましたし、また、イスパニヤに行くばあいは、あなたがたのところに立ち寄ることを多年希望していましたので、
15:24 というのは、途中あなたがたに会い、まず、しばらくの間あなたがたと共にいて心を満たされてから、あなたがたに送られ、そこへ行きたいと望んでいるからです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『15:22 そういうわけで、私はあなたがたのいるローマへ行くことが出来ないできた。 15:23しかし、今はもうこのアカヤの地方では働き尽くしてしまったので、あなたがたの所へ行きたいという長年の熱望もあって、
15:24 イスパニヤへ行く時、ぜひ寄りたいと思う。というのは、途中あなたがたに会い、あなたがたによって満足が与えられたら、あなたがたに見送ってもらって、イスパニヤへ行きたいと望んでいるからである。』
パウロがローマに行きたかったことは、長年の希望であったようです。ローマ市民でありながら、一度もローマを見たことがないことは間違いありません。
しかし、何度も行く手を妨げられたことも事実のようです。しかし、ローマになかなか行く事が出来なかったからこそ、新約聖書の中において、最高の書であると言われている「ローマ人への手紙」が執筆されたのです。これもまた、神様の不思議な摂理ではないでしょうか。
アカヤ地方とは、ギリシャのことであって、コリントを指しています。また、イスパニヤとは、現在スペインとポルトガルがある南西ヨーロッパのイベリヤ半島を指しています。
ローマにおけるカイザル(皇帝ネロ)の裁判において、パウロは無罪放免され、イスパニヤまで伝道の足を伸ばしたことが伝えられています。残念ながら、その詳細については、ルカは書き記してはおりません。読みたかったのは、私だけではないと思います。》