• 2023年1月22日礼拝メッセージの概要

    ◎本日の聖書箇所【使徒の働き21章18節~26節】(新約聖書p.279下段右側)
    21:18 翌日、パウロは私たちを連れて、ヤコブを訪問した。そこには長老たちがみな集まっていた。
    21:19 彼らにあいさつしてから、パウロは自分の奉仕を通して神が異邦人の間でなさったことを、一つ一つ説明した。
    21:20 彼らはこれを聞いて神をほめたたえ、パウロに言った。「兄弟よ。ご覧のとおり、ユダヤ人の中で信仰に入っている人が何万となくいますが、みな律法に熱心な人たちです。
    21:21 ところが、彼らがあなたについて聞かされているのは、あなたが、異邦人の中にいるすべてのユダヤ人に、子どもに割礼を施すな、慣習にしたがって歩むなと言って、モーセに背くように教えている、ということなのです。
    21:22 それで、どうしましょうか。あなたが来たことは、必ず彼らの耳に入るでしょう。
    21:23 ですから、私たちの言うとおりにしてください。私たちの中に、誓願を立てている者が四人います。
    21:24 この人たちを連れて行って、一緒に身を清め、彼らが頭を剃る費用を出してあげてください。そうすれば、あなたについて聞かされていることは根も葉もないことで、あなたも律法を守って正しく歩んでいることが、皆に分かるでしょう。
    21:25 信仰に入った異邦人に関しては、偶像に供えたものと、血と、絞め殺したものと、淫らな行いを避けるべきであると決定し、すでに書き送りました。」
    21:26 そこで、パウロはその人たちを連れて行き、翌日、彼らとともに身を清めて宮に入った。そして、いつ、清めの期間が終わって、一人ひとりのためにささげ物をすることができるかを告げた。

    ◎メッセージ【主の兄弟ヤコブの提案】
    《今週から、使徒の働きに戻ります。パウロは、異邦人教会の長老たちと共にエルサレムにやって来ました。そして、主の兄弟ヤコブの所を尋ねたのです。何とそこには、エルサレム教会の長老たちが、みな集まっていました。パウロは、同行してきた長老たちを一人一人紹介して、自分の奉仕を通して神様が異邦人の間でなさったことを、説明しました。ヤコブと長老たちは、これを聞いて神様をほめたたえ、栄光を神様に帰したのです。そして、ヤコブが代表として、パウロに言いました。
    『「兄弟よ。ご覧のとおり、ユダヤ人の中で信仰に入っている人が何万となくいますが、みな律法に熱心な人たちです。ところが、彼らがあなたについて聞かされているのは、あなたが、異邦人の中にいるすべてのユダヤ人に、子どもに割礼を施すな、慣習にしたがって歩むなと言って、モーセに背くように教えている、ということなのです。」』
     まず、「信仰にはいっている人」とは、どのような人のことなのでしょうか。これは、正統的なユダヤ人たちのことです。つまりユダヤ人として律法を守りながら、それでいて、主イエス・キリストを信じ受け入れたと言うことなのです。しかし、相変わらず「昔の人の言い伝え」は守っています。
     パウロが「異邦人の中にいるすべてのユダヤ人に、子どもに割礼を施すな、慣習にしたがって歩むなと言って、モーセに背くように教えている」と言うことは、嘘偽りであることを、ヤコブと長老たちは知っています。しかし、あえてヤコブは、ここでは一歩譲った打開策をパウロに提案します。
    『それで、どうしましょうか。あなたが来たことは、必ず彼らの耳に入るでしょう。ですから、私たちの言うとおりにして下さい。私たちの中に、誓願を立てている者が四人います。
    この人たちを連れて行って、一緒に身を清め、彼らが頭を剃る費用を出してあげて下さい。そうすれば、あなたについて聞かされていることは根も葉もないことで、あなたも律法を守って正しく歩んでいることが、皆に分かるでしょう。』と。そして最後に、以前第一回エルサレム教会会議において決定した事を再度伝えたのです。
     この決定事項は、ローマ帝国内の教会には、すでに知らされています。しかし、これは異邦人に対しての決定事項であって、正統的ユダヤ人で、主イエスの信仰を持った人々に対しては、効力を持ってはいないのです。それゆえパウロは、ユダヤ人の手前、あえてギリシャ人を父に持つテモテに割礼を施したと言うわけです。
     パウロは、ヤコブの提案を受け、自分自身もナジル人としての誓願をしていた為、四人の兄弟と共に、神殿の中に入って行きました。ナジル人の誓願とは、民数記6章によりますと、最も短くて30日間、ぶどう酒を絶ち、死体に遠ざかり、汚れた食物を避け、また頭にカミソリを当てません。誓願の期間が終わると、神殿の前で髪を切り、それを和解のいけにえの下にある火にくべて燃やします。神殿において、七日間のきよめの期間を持つことは、死体に触れて汚れた場合ですが、墓に触れた場合も同じであって、知らずのうちに墓や死体に触れたことがあるかも知れないと言う観点から、七日間の清めの期間を、祈りと断食と共に神殿において過ごしたと思われます。その七日目が終わろうとした矢先に、事件が起きることになります。》

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