◇◆◇日々のみ言葉
2023年2月21日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書1章7節~8節】
1:7 彼は宣べ伝えて言った。「私よりもさらに力のある方が、あとからおいでになります。私には、かがんでその方のくつのひもを解く値うちもありません。
1:8 私はあなたがたに水でバプテスマを授けましたが、その方は、あなたがたに聖霊のバプテスマをお授けになります。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。現代訳を再度掲載します。
『1:7 彼は宣べ伝えて言った。「私の後から来られる方は、私よりもはるかに偉大な方です。私は、その方のくつのお世話をする奴隷ほどの値うちも無いものです。
1:8 私は、あなたがたに悔い改めたことを表わすバプテスマを授けましたが、その方は、あなたがたに聖霊のバプテスマをお授けになります。」』
洗礼者ヨハネは、まさしく旧約聖書に預言された「先駆者」であったに違いありません。その誕生について、またヨハネと言う名の由来について、ルカはその福音書に詳しく書き記しています。
『ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行なっていた。エリサベツは不妊の女だったので、彼らには子がなく、ふたりとももう年をとっていた。
さて、ザカリヤは、自分の組が当番で、神の御前に祭司の務めをしていたが、祭司職の習慣によって、くじを引いたところ、主の神殿にはいって香をたくことになった。
彼が香をたく間、大ぜいの民はみな、外で祈っていた。ところが、主の使いが彼に現われて、香壇の右に立った。
これを見たザカリヤは不安を覚え、恐怖に襲われたが、御使いは彼に言った。
「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」(ルカ1:5~1:17)』
ザカリヤに現われた御使いは、ガブリエルであると思われます。同じ御使いが、今度はマリアに現われることになるからです。私たち一人一人顔かたちが異なるように、御使いも一人一人異なっているはずです。ザカリヤが見たガブリエルとマリアが見たガブリエルとは、同じ顔かたちであって、同じ衣をまとっていたに違いありません。その事こそが、彼らの間において、神様が与えられたサインとなったのです。》